...この本性の問題の解決には全く役立たない...
フレデリック・アークム Fredrick Accum 水上茂樹訳 「食品の混ぜ物処理および調理の毒物(1820)」
...又今日の感情を盛るのに昨日の詩形は役立たないであらう...
芥川龍之介 「文芸的な、余りに文芸的な」
...然し本体の表現には役立たない...
有島武郎 「惜みなく愛は奪う」
...直接其場の仕事に役立たないところに俳句のよさがあるのではないでせうか...
種田山頭火 「行乞記」
...歯として役立たないばかりでなく...
種田山頭火 「其中日記」
...そのままでは意識概念として役立たないことが見出される...
戸坂潤 「イデオロギー概論」
...之を医すにはもはや良心――学的其他の――も役立たない...
戸坂潤 「イデオロギーの論理学」
...そういう概念はオリジナリティーを説明するには役立たない...
戸坂潤 「技術の哲学」
...全く何物にも役立たない哲学体系が出来上ったり...
戸坂潤 「思想としての文学」
...従って存在を取扱うためには弁証法的論理(有の弁証法)は役立たないわけで...
戸坂潤 「日本イデオロギー論」
...――少なくとも思考を実施するに役立たないものは...
戸坂潤 「認識論とは何か」
...ここでは少しも役立たないであろう...
デイビッド・ヒューム David Hume 井上基志訳 「人間本性論(人性論)」
...彼と他人との間の結合の手段に役立たないからである」(前掲書四〇――四一頁...
平林初之輔 「諸家の芸術価値理論の批判」
...危惧を除去するに役立たないならば...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...これからは引とめ材としか役立たないと腹から感じるようになったことは...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...ただ自分にしか役立たないものにした...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...もうその国の役にも立たなければその職業にも役立たず・強健な子どもを産むのにさえも役立たない・弱り朽ちた肉体の中に生命を持続させるように骨折るだろうとは...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...役立たないものか...
吉川英治 「宮本武蔵」
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