...彼はその仕事で役得を手に入れた...
...役得ばかり考えていると、周りから嫌われるよ...
...彼女は役得よりも、自分の信念を貫くことを選んだ...
...役得を追求するよりも、自分の心に正直に生きた方が幸せだと思う...
...役得に囚われず、自分のやりたいことを追求する勇気を持とう...
...いろいろの役得があって...
野村胡堂 「黄金を浴びる女」
...石見守が生前役得として取込んだ金銀珠玉の山だ...
野村胡堂 「大江戸黄金狂」
...鬼になりたくてなりたくて仕様のないという人間――雛妓を追い廻して頬摺(ほおず)りするのを鬼の役得と心得ている人間でした...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...役得もありましたよ」「はて?」「お神さんからお金を借りたい人は...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...美男で大通の自分の役得のやうに思つて居たのだよ...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...唐櫃の中の八千両の小判を拝んだだけが役得みたいなものさ...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...十手捕繩の役得」「馬鹿だなア」「でもろくろ首のお鳥の方が美人といふんでせうね...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...付け屆けと役得で...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...當時役得だけでも大名暮しができたと言はれてをりますが...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...役得の氣で江島屋に乘込み...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...――良い女の手を握るのを役得の氣で居やがる...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...せめても八五郎の役得でした...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...女の子に抱き附いて役得の氣で居やがる」「女の子も四十幾つとなれば...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...こういう事件は大抵は泣き寝入りですわ」「医者というものには妙な役得があるもんですな...
平林初之輔 「或る探訪記者の話」
...いわゆる役得にもせよ...
福沢諭吉 「学問のすすめ」
...それを自身に与えられた当然の役得としているし...
矢田津世子 「※[#「やまいだれ+句」、第4水準2-81-44]女抄録」
...迎える方の、柳営の全員、またみな式典のおこぼれを、余得、役得として、待つものに極っている――ひとりの高家の吉良ばかりでなく、そうして、浮世は、持ち合い、持たせ合い、朝廷や将軍の名分を飾りあい、ひとつの生活祭典になるのであり、ふところを賑わし合えるものだという常識は、暗黙に、世間一般のものとなっている...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
...役得(やくとく)というものがありましょうさ...
吉川英治 「鳴門秘帖」
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