...彼はその仕事で役得を手に入れた...
...役得ばかり考えていると、周りから嫌われるよ...
...彼女は役得よりも、自分の信念を貫くことを選んだ...
...役得を追求するよりも、自分の心に正直に生きた方が幸せだと思う...
...役得に囚われず、自分のやりたいことを追求する勇気を持とう...
...通詞の場合若干の役得はあつても...
徳永直 「光をかかぐる人々」
...いろいろの役得があって...
野村胡堂 「黄金を浴びる女」
...役得の中にはいらぬ...
野村胡堂 「胡堂百話」
...鬼になりたくてなりたくて仕樣のないといふ人間――雛妓を追ひ廻して頬摺(ほゝず)りするのを鬼の役得と心得て居る人間でした...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...夥(おびたゞ)しい役得が附隨(ふずゐ)したのでした...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...役得もありましたよ」「はて?」「お神さんからお金を借りたい人は...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...――あの娘は毎晩顔を見せるかしら?」「馬鹿野郎」「そんな役得でもなきゃ...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...唐櫃の中の八千兩の小判を拜んだだけが役得見たいなものさ...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...精一杯出入り商人などをいたぶつて役得を稼いでるのかも知れないと言つた...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...せめても八五郎の役得でした...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...役得嫌ひな人間も滅多にありませんね」「當り前だ...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...此家に泊つて居るんだ」「若い娘二人のところへ?」「大層な役得ぢやないか」「何をやらかすんで」「近いうちに...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...「どうした八」「とんだ役得で...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...純粋な卑下に接し得られるという役得がある――つまり大衆は...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogolj(Николай Васильевич Гоголь) 平井肇訳 「死せる魂」
...こういう事件は大抵は泣き寝入りですわ」「医者というものには妙な役得があるもんですな...
平林初之輔 「或る探訪記者の話」
...新聞記者の役得とするやうぢや詰まらなかつた...
正宗白鳥 「月を見ながら」
...それを自身に与えられた当然の役得としているし...
矢田津世子 「※[#「やまいだれ+句」、第4水準2-81-44]女抄録」
...出張費稼(かせ)ぎの小金を浮かせるのを役得(やくとく)としていたから...
吉川英治 「新・水滸伝」
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