...時にとって役に立つというものだ...
江戸川乱歩 「一枚の切符」
...生存競争をしてゆくのに役に立つだけにできているものゆえ...
丘浅次郎 「脳髄の進化」
...本當に役に立つやうな物はあるまいと思ひますよ...
スティーヴンスン 佐藤緑葉訳 「若い僧侶の話」
...8.この人間は友人として助言者としてまだ一度も私の役に立つたことがない...
關口存男 「新獨逸語文法教程解説」
...小さい時稽古をいたしました自分には厭であつた音楽が役に立つてゐますのでございます...
レオ・トルストイ Lev Nikolaevich Tolstoi 森林太郎訳 「パアテル・セルギウス」
...天下の役に立つ者共じゃ」斉彬は...
直木三十五 「南国太平記」
...科学の知識それ自身よりも余計に役に立つ...
中谷宇吉郎 「身辺雑記」
...思い切って出かけてみる気はないかね」「私でもお役に立つことなら...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...この手紙は思ひの外役に立つかも知れない...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...何んかの役に立つだらうよ」八その晩...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...役に立つように心がけるのなら...
フランセス・ホッヂソン・バァネット Frances Hodgeson Burnett 菊池寛訳 「小公女」
...この苦い思ひは後々ずゐ分役に立つだらう...
平山千代子 「転校」
...しかし、自分がホントの興味を失った事がらについて、ものを言ってみても、役に立つまいし、第一そんなことをしていると、世間の批評家たちの多くのように、自分の食慾を毒し、自分をダラクさせ、自分を不幸にするに至る...
三好十郎 「恐怖の季節」
...彼にはりっぱに役に立つ...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...困った負担となり私を疲れさせる役に立つほうが多かっただけのことだ...
山川方夫 「愛のごとく」
...もしお役に立つならという意味ですが...
山本周五郎 「ちくしょう谷」
...「城内にはもう役に立つ大砲もないらしいぞ」大木の上によじ登って見物した村田三介は云った...
吉川英治 「日本名婦伝」
...鍋家族のために何か役に立つという機会は...
ルナアル Jules Renard 岸田国士訳 「にんじん」
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