...印形を彫るには、我国の木彫と同様、小口をきざみ、そして木も黄楊(つげ)のように見えるから、我国のと同じものなのであろう...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
...彫るものの身になると...
高村光雲 「幕末維新懐古談」
...彫る上にも気乗りがして来ました...
高村光雲 「幕末維新懐古談」
...一羽の鶏を彫るために散々苦心し...
高村光雲 「幕末維新懐古談」
...物を彫る心を教え込めば物になりましょう...
高村光雲 「幕末維新懐古談」
...小供の時から物を彫ることが好きで神童のようにいわれていたのを県の書記官の秦(はた)氏に見出(みいだ)され...
高村光雲 「幕末維新懐古談」
...一つの枠の中に四本の溝を同じ間隔で彫るのだが...
高村光太郎 「回想録」
...丸刀というのは円い溝の形をした突いて彫る小刀である...
高村光太郎 「小刀の味」
...まづ大地日月星を彫る...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...「――一人にて彫る所紙一枚に大概一日半掛り也...
徳永直 「光をかかぐる人々」
...船印(だし)を彫るはもとより...
長谷川伸 「一本刀土俵入 二幕五場」
...昇り龍を彫ることになった...
火野葦平 「花と龍」
...ちょうど彫刻師が花や景色を彫(ほ)るのは容易に出来るけれども相撲取(すもうとり)を彫るのは一番むずかしいというに同じ事です」玉江嬢「オヤそうでございますか...
村井弦斎 「食道楽」
...むじな机の前にどす黒くむじなのやうに坐つて書いてゐると座敷の隅の方にもも一人坐つて書いてゐる私のやうにむじなのやうなやつが机にかがみこんで唇を閉ぢて息をつめるやうにこつこつ彫るやうにかいてゐる實際...
室生犀星 「星より來れる者」
...兵法の修行者でいらっしゃいましょう」「そうだ」「なんで観音様なんか彫っているんですか」「…………」「お仏像を彫ることを習うよりも...
吉川英治 「宮本武蔵」
...彼が観音像を彫る時のように...
吉川英治 「宮本武蔵」
...紋も何も彫るなっていって...
吉川英治 「宮本武蔵」
...彫るところの物が...
吉川英治 「宮本武蔵」
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