...ひとつの彩管報国なのではなかろうかと思っている...
上村松園 「四条通附近」
...一は彩管報国の念やみ難いものを抱いていた矢先だったので...
上村松園 「楠公夫人」
...詩歌(しいか)の彩管(さいかん)をもって...
夏目漱石 「草枕」
...国芳門下に彩管を弄(もてあそ)んだありし日が立派にここでこう物をいっているのである...
正岡容 「我が圓朝研究」
...虹汀が彩管(さいかん)に擬(まが)ふかと疑はる...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...彩管(さいかん)を笈(お)うて蜀(しょく)の国に入(い)り...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...遠寺晩鐘の間などと呼ぶにふさわしい彩管(さいかん)を揮(ふる)っている...
吉川英治 「黒田如水」
...あまねく天下の画匠に障壁画の彩管(さいかん)をふるわせた時でも...
吉川英治 「新書太閤記」
...安土(あづち)を築いたときの障壁画(しょうへきが)にも彩管(さいかん)をふるい...
吉川英治 「新書太閤記」
...香炉(こうろ)か何かに鯉絵(こいえ)の彩管(さいかん)をとっていた...
吉川英治 「増長天王」
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