...広間に人が一杯集ったのを「床に錐を立てる余地も無い」と形容する...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
...滝の如くとは這(こんな)時に形容する言葉だらう...
石川啄木 「赤痢」
...活きた繪これが一番此場合を形容するに適當な詞であらう...
伊藤左千夫 「古代之少女」
...私のよく形容する様に...
江戸川乱歩 「孤島の鬼」
...「飛鳥の如し」と云う言葉は全く岡村君の早業を形容する為めに作られたものでしょう...
谷崎潤一郎 「金色の死」
...――巡査が威張る春風が吹く「絵のやうな」といふ形容語がそのまゝこのあたりの風景を形容する...
種田山頭火 「行乞記」
...今春の私の行動を形容する語句はない...
種田山頭火 「松山日記」
...そんな言葉で形容するより外に途(みち)のないところへ...
夏目漱石 「こころ」
...濁ったと形容するよりほかに形容のしかたのない色であった...
夏目漱石 「三四郎」
...そのきびきびした顔つきを形容するには...
夏目漱石 「彼岸過迄」
...書く事が多過ぎて到底吾輩の手際(てぎわ)にはその一斑(いっぱん)さえ形容する事が出来ん...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...溝口屋鐘五郎の生活を形容するためには...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...溝口屋鐘五郎の生活を形容するためには...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...この時の真名古の心情を充分に形容することは困難であろう...
久生十蘭 「魔都」
...少しく大業に形容すると...
牧野信一 「日本橋」
...我がカキツバタの様に茎がツンと一本立ちに突き立っていては決して藤(ツル)の様なと形容する事は出来ない...
牧野富太郎 「植物記」
...自己がある物を形容する時の造語法を悟るべし...
正岡子規 「萬葉集を讀む」
...世間で重役風を形容する恰幅であった...
「一本の花」
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