...彼の予想外の行動に、私は当惑した...
...先生の突然の質問に、学生たちは当惑した表情を浮かべた...
...当惑していても答えが出ないので、とにかくその場を立ち去った...
...面接中のトリッキーな質問に、彼女は当惑してしまった...
...当惑していた彼に、友達がアドバイスをくれた...
...当惑しきったようにさびしく岡は独語(ひとりご)ちてまた黙ってしまった...
有島武郎 「或る女」
...かき乱された生活をどう整えるかという事に当惑しきっていました...
伊藤野枝 「「別居」について」
...すこし当惑している最中だった...
海野十三 「深夜の市長」
...日本趣味の女性に敬意と当惑(とうわく)とを捧(ささ)げた...
海野十三 「爬虫館事件」
...その眼にはやや当惑の色が見えた...
薄田泣菫 「茶話」
...關内がこの事件を報告した時、その話は侍達を驚かし、また当惑させた...
小泉八雲 田部隆次訳 「茶碗の中」
...果してとよは当惑の色を示したが...
外村繁 「澪標」
...まるで気がつかなかったのだからなおさら当惑した...
夏目漱石 「門」
...彼女はひどく当惑して...
フランセス・ホッヂソン・バァネット Frances Hodgeson Burnett 菊池寛訳 「小公女」
...当惑の色が浮かんだ...
久生十蘭 「あなたも私も」
...当惑した顔つきで...
火野葦平 「花と龍」
...三斎一党にそれを知られてしまったのにもすくなからず当惑を感じたが...
三上於菟吉 「雪之丞変化」
...戸長は当惑顔をしていった...
森鴎外 「渋江抽斎」
...伊兵衛は当惑した...
山本周五郎 「雪の上の霜」
...当惑した時の緊張した表情だ...
夢野久作 「難船小僧」
...中を見ないうちから、(来たな! 金の催促だ)はたと、当惑して、そのできない算だんに混濁した頭脳(あたま)のまま、逃げるように、手は、もう一通の方の封を、先に、切っていた...
吉川英治 「松のや露八」
...当惑は除(と)りのけられなかった...
吉川英治 「源頼朝」
...ふすまの陰で始終の事を聞いてしまった武蔵は、(さて、困ったことが……)と、当惑しながら、そっと去って、ふたたび自分の寝床(とこ)のうえに坐りこんだ...
吉川英治 「宮本武蔵」
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