例文・使い方一覧でみる「当夜」の意味

...これこそ乃（すなわ）ちあの女が当夜鶴彌に毒を盛ったことを示唆している... これこそ乃ちあの女が当夜鶴彌に毒を盛ったことを示唆しているの読み方
海野十三「地獄の使者」

...また、事件当夜、かの被害者安東仁雄の足取が詳しく調べられ、そして当夜彼がすこしでも事件に関係があるのではないかと思った事項について厳重な調べがなされた...
海野十三「心臓盗難」

...当夜（とうや）例のとおり... 当夜例のとおりの読み方
海野十三「赤外線男」

...当夜新島氏の容貌風神当夜の光景は今なお眼の前に見える様である...
大隈重信「新島先生を憶う」

...有喜子殺害事件のあった当夜... 有喜子殺害事件のあった当夜の読み方
大倉※［＃「火＋華」、第3水準1-87-62］子「機密の魅惑」

...やがて当夜の会場帝国ホテルにつき... やがて当夜の会場帝国ホテルにつきの読み方
徳富盧花「燕尾服着初の記」

...初日の当夜経験したような感覚の混乱は次第に和げられて行くのを知った...
永井荷風「帝国劇場のオペラ」

...婚礼当夜に契った女... 婚礼当夜に契った女の読み方
野村胡堂「新奇談クラブ」

...事件の当夜は洲崎署の留置場にいたんです... 事件の当夜は洲崎署の留置場にいたんですの読み方
久生十蘭「金狼」

...【二】　夢遊状態を誘発せし暗示事件発生の当夜... 【二】　夢遊状態を誘発せし暗示事件発生の当夜の読み方
夢野久作「ドグラ・マグラ」

...……それから次にその二年前のこと……すなわち大正十三年の三月二十六日に起った直方（のうがた）事件に移ると、あの当夜も、ＷとＭは、たしかに福岡市に居たことになっている...
夢野久作「ドグラ・マグラ」

...当夜、医者の楽翁が駕籠にのせて、何処（いずこ）へかへ隠し去ったお燕の身は、やはりこうして、楽翁の手で、ここに匿われていたものとみえる... 当夜、医者の楽翁が駕籠にのせて、何処へかへ隠し去ったお燕の身は、やはりこうして、楽翁の手で、ここに匿われていたものとみえるの読み方
吉川英治「大岡越前」

...当夜から朝へかけて... 当夜から朝へかけての読み方
吉川英治「私本太平記」

...洞院（とういん）ノ実夏（さねなつ）がここへ臨んで勅をつたえた当夜の真夜中... 洞院ノ実夏がここへ臨んで勅をつたえた当夜の真夜中の読み方
吉川英治「私本太平記」

...当夜の来客たちも... 当夜の来客たちもの読み方
吉川英治「新書太閤記」

...――内匠頭様のおん亡骸（なきがら）を泉岳寺へ御葬送申しあげた当夜... ――内匠頭様のおん亡骸を泉岳寺へ御葬送申しあげた当夜の読み方
吉川英治「新編忠臣蔵」

...当夜はまだ覚（さと）らず... 当夜はまだ覚らずの読み方
吉川英治「随筆　新平家」

...林助が捕われた場所もその辺であったし、当夜、ほかへ引き立てて行った様子もなかったから、林助の身は、いまなお、あの周囲をそう遠く隔てぬところに隠されているのではなかろうかというのである...
吉川英治「梅里先生行状記」

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