...それでも当の本人が厭(いや)だというなら...
伊藤左千夫 「春の潮」
...ここまで来たところで入ってきたのが当の本人...
三上於菟吉訳 大久保ゆう改訳 「自転車乗りの影」
...当の本人の顔には...
アーサー・コナン・ドイル Arthur Conan Doyle 大久保ゆう訳 「緋のエチュード」
...当の本人でなければ分るものではない...
豊島与志雄 「ものの影」
...白沢の駅で大銃(おおづつ)を放とうと企てたのが、真正の大作か、渡し舟のが、当の本人か、どうも、出没自由にて、稀代の曲者と心得ます...
直木三十五 「三人の相馬大作」
...その探索の当の本人を見出した...
中里介山 「大菩薩峠」
...当の本人は探偵小説の小酒井氏であるので...
平林初之輔 「作家としての小酒井博士」
...会いたいと思っていた当の本人がやってきたのだ...
A. ブラックウッド A. Blackwood The Creative CAT 訳 「盗聴者」
...なんの当の本人は折がら...
正岡容 「艶色落語講談鑑賞」
...と過般その当の本人が私に話されたことがございます...
三澤勝衛 「自力更生より自然力更生へ」
...当の本人たちがかえって言葉の意味を理解せず...
柳田国男 「こども風土記」
...当の本人の松浦先生も...
夢野久作 「いなか、の、じけん」
...あの願書の当の本人...
夢野久作 「斬られたさに」
...タッタ今考えていた当の本人の羽振医学士だ...
夢野久作 「超人鬚野博士」
...恩賜(おんし)の銀時計を拝受すべき当の本人の正木医学士が...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...当の本人キチガイ殿は...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...その遺言書を書いた当の本人の正木博士に会って...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...父たる人が、面責(めんせき)してさえ、当の本人が、犯罪を自白しているという以上は、もう、奉行所の吟味を疑う方が間違っている...
吉川英治 「牢獄の花嫁」
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