...当てになるものか...
芥川龍之介 「偸盗」
...君の情婦の証言なんか当てになるか...
江戸川乱歩 「鬼」
...甚だ公正妥当な割当てになるだろう...
大下宇陀児 「乱歩分析」
...昔の話などはとうてい当てになるものでないと言うて...
丘浅次郎 「我らの哲学」
...当てになるものか...
薄田泣菫 「茶話」
...こんな不完全な言葉を使った「論理」などは当てになるはずがない...
寺田寅彦 「KからQまで」
...申しわけだけの罰をお当てになるだけだと思いますよ...
ドストエーフスキイ 中山省三郎訳 「カラマゾフの兄弟」
...「女の涙なんか当てになるもんじゃありませんよ...
ドストエーフスキイ 中山省三郎訳 「カラマゾフの兄弟」
...ああいった女は当てになるものじゃない...
中里介山 「大菩薩峠」
...あんな変な探偵のいう事なんか当てになるのかい」「サア...
野村胡堂 「古銭の謎」
...当てになるものか」「三輪の...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...若旦那と嫁の間を一所懸命取持とうというほどの善人ですぜ」「お前の鑑定(めきき)が当てになるものか...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...当てになるものかね...
宮原晃一郎 「夢の国」
...お釜を起そうとウの目タカの目でなにしているのなんか当てになるもんですか...
三好十郎 「冒した者」
...当てになるとは考えなかったからである...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...少しでも当てになるものでないことを...
柳田国男 「故郷七十年」
...当てになるけえ...
夢野久作 「オンチ」
...癪(しゃく)にさわってこんな番附が当てになるもんけえ――と言いたくなる...
吉川英治 「醤油仏」
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