...当てにならないものだから」「交通事故など多いからね」栄介は答えた...
梅崎春生 「狂い凧」
...画家(ゑかき)の胃の腑が当てにならない事を知つた依頼者は...
薄田泣菫 「茶話」
...そりやあまり当てにならないね...
武田麟太郎 「大凶の籤」
...尤(もっと)も書いてある記事のあまり当てにならないという証拠は自分の狭い知識の範囲内からでも容易に列挙されるくらいであるが...
寺田寅彦 「マルコポロから」
...このごろは一向当てにならないでね...
徳田秋声 「足迹」
...当てにならないことも偶にはあつた...
徳田秋聲 「ある夜」
...自尊心などというものが全く当てにならないことを...
外村繁 「澪標」
...海ヘ出ルト黒船ガ待ッテイルデス」「当てにならないね...
中里介山 「大菩薩峠」
...親分」「そいつが当てにならないのさ...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...当てにならないが――」「見くびったものじゃありませんよ...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...その……まったく当てにならない連中でございますからで……」「なに...
ニコライ・ゴーゴリ 平井肇訳 「外套」
...また子供時代の才知は当てにならないものであるのに...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...彼に罰(ばち)をお当てにならないで下さい! 当世においては恋にも図々しさが必要なのです...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...なお掠奪すべき黄金をおさめた器が幾つかかくされているという当てにならない噂のために...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...顔つきは大して当てにならないものだが...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...家とか財産とかいうものがまるで当てにならないものであると感じた...
夢野久作 「街頭から見た新東京の裏面」
...人間万事が何一つ当てにならない事を自覚した吾輩は...
夢野久作 「超人鬚野博士」
...当てにならない方が多いのである...
和辻哲郎 「孔子」
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