...私の家の庭にも弾正台があります...
...弾正台でご飯を炊くのが好きです...
...弾正台で鯛を蒸しています...
...弾正台は歴史的な建物です...
...祭りで弾正台を担ぐ人々が迫力あるです...
...恐らくは弾正その人であろうと推定される人物の容貌に一種の物足りなさを感じた...
谷崎潤一郎 「武州公秘話」
...十三歳の法師丸が弾正の鼻を拾い上げて来たことは既に述べた通りだとしても...
谷崎潤一郎 「武州公秘話」
...弾正の心では、もし普通の人間に生れついていたならば、わが子の竜之助と同じように、教育を与えたことでしょう――しかし、こんなふうに生れて、頭が器用に働かず、好んで労働に当り、力役(りきえき)を苦としないから、あつらえ向きの水車番――それで、ああして、こうなって、今日に至っているが、お松がそれを知ってみると、どうしても与八のために、生みの親を探してやりたい――という同情に駆(か)られてしまうのも無理はありません...
中里介山 「大菩薩峠」
...大鵬(たいほう)加藤弾正(かとうだんじょう)は...
吉川英治 「新書太閤記」
...弾正は鬱(ふさ)いでいる妻へ云い残した...
吉川英治 「新書太閤記」
...織田の家中の加藤弾正(だんじょう)か」「弾正さんとうちの御主人とは...
吉川英治 「新書太閤記」
...弾正(だんじょう)殿へお伝えあれや」――云いも終らぬうちだった...
吉川英治 「新書太閤記」
...山路弾正のすがたが...
吉川英治 「新書太閤記」
...山路弾正は開城して...
吉川英治 「新書太閤記」
...弾正どのの遺子(わすれがたみ)か」「はい...
吉川英治 「新書太閤記」
...妻のお市も、いまは信長の妹のお市ではないことを、弾正忠どのへ、得心(とくしん)まいるよう、くれぐれはなして上げるがよい」「では、どうありましても、この城と共に、御運命を決するおつもりでございますか」「わし以上に……妻のお市も、そう覚悟しておる」「……ぜひもございませぬ」説客の不破河内守は、もうあとのことばもつげず、これまでと、帰ってしまった...
吉川英治 「新書太閤記」
...たとえば松永弾正のごときでも」感情がむき出しかける...
吉川英治 「新書太閤記」
...米沢の上杉弾正大弼(だんじょうたいひつ)の江戸家老千坂兵部(ちざかひょうぶ)から書面があって...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
...狼藉中(ろうぜきちゅう)との報らせでございまする』『ウウム……』弾正大弼は...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
...この弾正大弼が安閑(あんかん)と寝て居さえすれば...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
...弾正大弼は思わず足が竦(すく)んだ...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
...(一)は高坂弾正の立場で物を言っている部分である...
和辻哲郎 「埋もれた日本」
...フロイスはこの時のことを記して、三好殿が将軍から栄誉を与えられた機会に、その謝意を表するため、己れの子、松永弾正、及びもう一人の大身をつれて京都に来たと云っている...
和辻哲郎 「鎖国」
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