...誰でも弾けるのを借りて来やよ...
泉鏡花 「歌行燈」
...桜痴が弾(ひ)くなら俺だって弾けると...
内田魯庵 「淡島椿岳」
...ぱらぱらぱらと弾けるような音がして...
海野十三 「浮かぶ飛行島」
...ばらばらと云う怪しいものの弾ける物音が裏山の方でしはじめた...
田中貢太郎 「不動像の行方」
...また一人の娘は竪琴が弾けるとかいったって...
トルストイ 米川正夫訳 「クロイツェル・ソナタ」
...それにあんなものわけなく弾けるようになるんだから...
中谷宇吉郎 「寺田先生の追憶」
...僕だって「松(まつ)の緑(みどり)」くらいなら弾けるよ」と先生は言っておられた...
中谷宇吉郎 「寺田先生の追憶」
...「こんど来るときはもっと仰山(ぎょうさん)弾けるようにして来て...
新美南吉 「最後の胡弓弾き」
...世の中のことは何時(いつ)でも二二ンガ四で弾けるのだ...
野村胡堂 「奇談クラブ〔戦後版〕」
...なんでも弾けるのでなあ...
長谷川時雨 「朱絃舎浜子」
...どんなふうにも弾けるので...
長谷川時雨 「朱絃舎浜子」
...いろいろな光彩が弾ける...
林芙美子 「新版 放浪記」
...「俺はこの弩で牛を百頭斃した、俺はこの半月刀で大木を切り倒して、敵の陣営に血路をひらいた」と先づ手柄を綴り、必ずそのあとに、「だから俺は弩(いしゆみ)がうまいぞ、半月刀術(ヤタガン)は五段だぞ、胡弓も弾けるぞ、碁も打てるぞ」これは原作のまゝなる抜萃であるが、そのやうに一概と手柄(或ひは不手柄)と、自信(或ひは嘆き)を書きつゞつたものである...
牧野信一 「浪曼的月評」
...空(そら)で弾けるものなんぞ...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「トリスタン」
...寿命の来る迄相変らず箏が弾ける様にと...
宮城道雄 「雨夜の駅」
...あさ子 弾ける?収 ああ...
森本薫 「みごとな女」
...ホ短調が楽譜なしで弾けるんだから...
森本薫 「みごとな女」
...四分音を弾けるピアノを特に作ったんですよ……』彼はそういい乍(なが)ら...
蘭郁二郎 「腐った蜉蝣」
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