...〔譯〕聖人は強健(きやうけん)病無き人の如し...
佐藤一齋・秋月種樹(古香) 山田濟齋訳 「南洲手抄言志録」
...蟋蟀の太腿――強健なものは...
薄田泣菫 「艸木虫魚」
...7.私は何んの役にも立ない人形は必要としない、善良で強健な女、その手は常に洗ひ、掃き、拭き、そして整頓するところの女を必要とする...
關口存男 「新獨逸語文法教程解説」
...この経済哲学は独創的で強健な首尾一貫性を有つにも拘らず...
戸坂潤 「読書法」
...脈打つ強健な血潮...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...クリストフはこの強健な嫌悪(けんお)を事とする危機を通っていた...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...かつて強健であった芸術の...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...自分と同じような強健な一平民の姿をクリストフのうちに認めて...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...強健で快活で愛想がよかったが...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...背の低いでっぷりした強健な男で...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...その叙事詩は精神的圧迫の時期の後に来る強健な唯物主義の色を帯びていた...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...彼は疑惑で満足するにはあまりに強健だったし...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...女房等(にようばうら)は其(そ)の強健(きやうけん)で且(かつ)擴大(くわくだい)された胃(ゐ)の容(い)れる限(かぎ)りは口(くち)が之(これ)を貪(むさぼ)つて止(や)まないのである...
長塚節 「土」
...強健(きやうけん)なお品(しな)は四五日(にち)經(た)つと林(はやし)の中(なか)で草刈(くさかり)をして居(ゐ)た...
長塚節 「土」
...赤黒くて強健で、無口で頑固な宇太松は、眇目(すがめ)で横肥(よこぶと)りがして、この上もない醜男(ぶおとこ)でした...
野村胡堂 「奇談クラブ〔戦後版〕」
...強健にして元気旺盛...
橋本五郎 「自殺を買う話」
...ユーモアの湧く位賢明で強健な肺活量のつよい生活...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...もうその国の役にも立たなければその職業にも役立たず・強健な子どもを産むのにさえも役立たない・弱り朽ちた肉体の中に生命を持続させるように骨折るだろうとは...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
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