...日永という感じも夏よりもかえって春において強いところがあります...
高浜虚子 「俳句とはどんなものか」
...」男は記憶力の馬鹿強いところを発揮した...
太宰治 「新釈諸国噺」
...打算の強いところもあって...
太宰治 「新ハムレット」
...どことなしに強いところがある」「もう充分...
中里介山 「大菩薩峠」
...その弱者にも案外強いところがあって...
中谷宇吉郎 「楡の花」
...これが現代の科学の一番強いところなのである...
中谷宇吉郎 「八月三日の夢」
...左右の言にも耳を借(か)さずに猛進するくらいの強いところが必要である...
新渡戸稲造 「自警録」
...この点にいたると婦人は侮(あなど)るべからざる強いところがある...
新渡戸稲造 「自警録」
...「やっつけろ」という強いところが欲しい...
新渡戸稲造 「自警録」
...この強いところがあれば...
新渡戸稲造 「自警録」
...相當強いところだつたのです...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...お前は妙に理窟強いところがある」「でも...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...力強いところがないような気がする...
長谷川時雨 「芳川鎌子」
...お口は拙いけれどどこかお強いところがあるわね...
牧野信一 「父を売る子」
...語調に強いところがあるせいか...
柳宗悦 「京都の朝市」
...はやくから沈着で意志の強いところがあり...
山本周五郎 「はたし状」
...一番人間臭の強いところだのに...
横光利一 「旅愁」
...木鹿はみずから好んで蜀軍中の一番強いところへ当って落命したものであった...
吉川英治 「三国志」
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