...あの人は弱虫で、とても勇気がない...
...弱虫だから、そんな危ないことはできない...
...大人になっても、弱虫のままだった...
...彼女は弱虫ではなく、いつでも自分の言葉を貫く強さがある...
...弱虫をバカにする言葉は使わないように...
...それほど弱虫ではないんだね...
海野十三 「怪塔王」
...ノロちゃんの弱虫!」「そうかあ...
江戸川乱歩 「探偵少年」
...映画を好む人には、弱虫が多い...
太宰治 「弱者の糧」
...みんな甘くて弱虫だろうよ...
太宰治 「誰」
...誰も彼も弱虫だの泣き虫だのと悪口をきいて遊び相手になる者のない坊ちゃんであった...
谷崎潤一郎 「少年」
...うまかつた(弱虫め...
種田山頭火 「其中日記」
...無理の圧迫が劇(はげ)しい時には弱虫の本性を現してすぐ泣き出すが...
寺田寅彦 「枯菊の影」
...この人の色は強烈でありながらちゃんとつりあいが取れていて自分のような弱虫でも圧迫を感じない...
寺田寅彦 「昭和二年の二科会と美術院」
...いちばん弱虫で病身でいくじなしであった自分はこの年まで恥をかきかき生き残って恥の上塗りにこんな随筆を書いているのである...
寺田寅彦 「相撲」
...「弱虫野郎ッ……」私は驚いた...
徳永直 「あまり者」
...おいでなさいよ」「弱虫!」「村正のおじさん...
中里介山 「大菩薩峠」
...我れ弱虫のたぐひには有るまじきが...
一葉 「暗夜」
...おまけに私は一人息子(むすこ)で、弱虫だった...
堀辰雄 「麦藁帽子」
...植物と人間とを比べると人間の方が植物より弱虫であるといえよう...
牧野富太郎 「牧野富太郎自叙伝」
...お勤めを休んでるやうな弱虫ぢや...
槇本楠郎 「母子ホームの子供たち」
...私もかなりの弱虫ね...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...……クソインテリの、思いきりの悪い、疑ってばかりいる、弱虫の、青っしょびれた、テレてばかりいる、ウジウジと世間のことばかり気にする、命がけになれない、チットばかり良心的みたいな、そいでイザとなると逃げてばかりいる――クソインテリは、あん時、死んじまって、俺あ、別の人間になっていたんだ...
三好十郎 「胎内」
...気もちのいい部屋(へや)をほしがるような弱虫(よわむし)ではありませんから...
セルマ・ラーゲルレーヴ Selma Lagerlof 矢崎源九郎訳 「ニールスのふしぎな旅」
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