...彼女はいつも弱味を見せずに強い女性として振る舞っている...
...このアプリは、スマホの設定を弄ることなく、ネット弱味を回避することができる...
...彼の意見には弱味があって、それが彼の主張を弱くしている...
...警察には、犯人が犯罪を犯すために使う弱味をいかに抑止するかという問題がある...
...彼は自分の弱味を知っているので、それを補うために精一杯努めている...
...勿論お敏のためにも弱味を見すべき場合ではないので...
芥川龍之介 「妖婆」
...どうしても悪人の方に弱味がある...
江戸川乱歩 「黄金仮面」
...余の弱味も強味も――もしそれがありとすれば――何れも此の非読書主義の所に在る...
高浜虚子 「子規居士と余」
...また盲目の僻(ひが)みもあって人に弱味を見せまい馬鹿(ばか)にされまいとの負けじ魂(だましい)も燃えていたであろう...
谷崎潤一郎 「春琴抄」
...日本側委員にすこしの弱味も見せなかつた男である...
徳永直 「光をかかぐる人々」
...そのうえコレットにたいしては弱味があった...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...お蘭に対して弱味を抑えられていることが見えないではない...
中里介山 「大菩薩峠」
...はりかくすことのできないという弱味が...
中里介山 「大菩薩峠」
...自分の好奇心に釣り合わない弱味だと思い始める...
夏目漱石 「彼岸過迄」
...わが弱味を外へ現わすようになって...
夏目漱石 「明暗」
...……そういう弱味につけこまれて...
久生十蘭 「顎十郎捕物帳」
...吉兵衛のほうにしたってそれだけの弱味を握ってるなら...
久生十蘭 「顎十郎捕物帳」
...弱味を見せてはならぬ場合と思うから尊大な口調でその人物の弁舌を遮り...
久生十蘭 「魔都」
...人懐こい弱味を持つてゐた...
牧野信一 「秋晴れの日」
...貸地地主の一番大なる弱味は...
柳田国男 「木綿以前の事」
...――いやその一つのみではなく、今日まで為した無数の諸悪や業も、彼の弱味に、今こそつけ込んで、この土蔵の中の四角な闇に、げたげたと嘲笑(あざわら)っているかとも感じられた...
吉川英治 「雲霧閻魔帳」
...羅傘(らさん)さんさん銅鑼(どら)どんどん肩で風切る病関索(びょうかんさく)(楊雄のアダ名)も惚れた女房は 斬りよもないよ惚れた弱味じゃぜひもない和尚ヌクヌク頭陀(ずだ)ポカポカ如法闇夜(にょほうあんや)の玉門(ぎょくもん)じゃものいちど潜(くぐ)れば 忘られないよ泳ぐ血の池 ぜひもない町の酒場の妓(おんな)も唄う...
吉川英治 「新・水滸伝」
...または強者に対する被征服者の弱味を聯想せしめる...
吉田絃二郎 「沈黙の扉」
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