...幸太郎は急に足の弱まりを見せていた...
梅崎春生 「狂い凧」
...だんだん弱まりながらも続いているようだ...
梅崎春生 「幻化」
...〇・一一に弱まります...
海野十三 「ふしぎ国探検」
...この文章がお前の目に触れていると言うことは、私の秘密は暴かれ家から連行されたか、もしくは、こちらの方がありそうだが、心臓が弱まり、口を緘したまま死ぬかしているに違いない...
アーサー・コナン・ドイル Arthur Conan Doyle 三上於菟吉訳 「グローリア・スコット号」
...すべての反映のように弱まりゆくどころか...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...純鉄の場合がはっきりしているのであるが、この火花は、その末端に近いところで、一度光が弱まり、まさに消えようとして、それからまた急に光が強まり、今度は本当に消えてしまう...
中谷宇吉郎 「比較科学論」
...弱まりきった彼女はまた飯倉の姉の家にかえってきた...
長谷川時雨 「松井須磨子」
...弱まりきった身を抱(かか)えられて...
長谷川時雨 「芳川鎌子」
...風が弱まり、トタン屋根を打つ雨の音がした...
林芙美子 「河沙魚」
...おれがこれまで形成していたバランスが弱まりはじめるにつれて...
フランツ・カフカ Franz Kafka 原田義人訳 「審判」
...ついに視力が弱まり...
フランツ・カフカ Franz Kafka 原田義人訳 「審判」
...謎だが」この頃になるとフェンウィックの抗議も弱まり...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「謎の四つ指」
...ふたたび火力が弱まり出すと...
正岡容 「圓朝花火」
...僅(わず)かでも弱まりがあらわれたのを見た瞬間には――七思いがけぬとき...
三上於菟吉 「雪之丞変化」
...その――(弱まり痛んでいる皮膚の上をササラでひっかきまわすような相手の粗雑さが...
三好十郎 「廃墟(一幕)」
...勇気は婦女との交わりによって、弱まり、かつわきにそらされるからです...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...うすれもしないし弱まりもしない...
山本周五郎 「屏風はたたまれた」
...商人魂(あきんどだましい)が弱まりますよ」「まあ...
吉川英治 「源頼朝」
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