...こんな弱々しい奴だったのか...
江戸川乱歩 「悪魔の紋章」
...ソーダ水が吹き出すときのような弱々しい爆発的発言で相手の言葉をさえぎつた...
G・K・チェスタートン G. K. Chesterton 村崎敏郎訳 「手早い奴」
...ごく弱々しい声が...
チャールズ・ディッケンズ 佐々木直次郎訳 「二都物語」
...背の低い弱々しい...
ドストエーフスキイ 中山省三郎訳 「カラマゾフの兄弟」
...彼女は痩せた頬に弱々しい微笑を浮べた...
豊島与志雄 「幻の彼方」
...ジブロットは背の高い、弱々しい、淋巴質(りんぱしつ)の色白い女で、目の縁が黒く、眼瞼(まぶた)がたれ下がり、いつも元気がなくがっかりして、慢性の疲労にとっつかれているとでもいうふうだったが、朝はまっさきに起き上がり、晩は最後に寝、だれの言うことでもきき、もひとりの女中の用までしてやりながら、無口でおとなしく、疲れた顔に生気のないぼんやりした微笑を浮かべていた...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...醜くはないが弱々しい体格...
トルストイ 米川正夫訳 「クロイツェル・ソナタ」
...一人の弱々しい者を取囲んで...
中里介山 「大菩薩峠」
...あの弱々しい眼のなかから...
原民喜 「美しき死の岸に」
...葵が弱々しい声で...
久生十蘭 「金狼」
...弱々しい鼓動が打っている...
火野葦平 「花と龍」
...私たちは弱々しい病人の生命をつなぐのにも殆んど足りない程の物を食べてゐた...
ブロンテイ 十一谷義三郎訳 「ジエィン・エア」
...結核患者の弱々しい咳や...
堀辰雄 「顏」
...こんな弱々しい体が年と共に段々と健康になり...
牧野富太郎 「牧野富太郎自叙伝」
...また弱々しい感じも持っていた...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...今までの弱々しい調子がすっかりなくなっていた...
夢野久作 「暗黒公使」
...その弱々しい花から真ッ先に目がけられたように石山颪(いしやまおろし)が小雨をぶっつけてくる...
吉川英治 「宮本武蔵」
...説法の印を結ぶ手だけをとって見ても、壁画の手の力強い確かな描写に対して、水掻(みずか)きのついているこの画像の手は、弱々しい、曖昧な描写だと言ってよい...
和辻哲郎 「古寺巡礼」
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