...その弱々しい有様は如何(いか)にも残念である...
大隈重信 「運動」
...弱々しいしかも子供に似げない掠(かす)れ切った声であった...
橘外男 「逗子物語」
...すると弱々しい声が何かを答えた...
チャールズ・ディッケンズ 佐々木直次郎訳 「二都物語」
...病相の弱々しい淋しい彼女である...
豊島与志雄 「樹を愛する心」
...わたしの心臓へはっと怪しい動悸の刻みを与えた瞬間「と申しますと?」弱々しい低い声音に...
豊島与志雄 「現代小説展望」
...弱々しい恥しそうな微笑の方が...
豊島与志雄 「好意」
...そんな弱々しい不安の念でみずから心配しまたぼくを苦しめることを...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...いらいらした、顔にしわのよった、弱々しい身体の、色の黄いろい、鉄面皮な、落ち着きのない、五十歳ばかりの背の低い男で、手足や身体には病身者らしいところがあり、目つきには非常な鋭さがあった...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...骸骨(がいこつ)の手のような骨立った弱々しい小さな手で...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...少し氣性の弱々しいのさへ...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...少し気性の弱々しいのさえ...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...気力のない弱々しい人間になってしまった...
萩原朔太郎 「詩の原理」
...「そういうお付合いをしているとは私は全然知らなかった」と、支店長は言ったが、弱々しい、親しげな微笑だけがこの言葉のきびしい調子を和らげているのだった...
フランツ・カフカ Franz Kafka 原田義人訳 「審判」
...祭壇のろうそくの弱々しい小さなほのおを...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「ヴェニスに死す」
...君はどうするの?須永 どうすると言いますと?私 その――これからさ?須永 これからと言いますと? 別に僕あ――(虚脱したように弱々しい眼で...
三好十郎 「冒した者」
...(c)みやびやかで弱々しいのよりは...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...そして弱々しい赤子の声が...
吉川英治 「私本太平記」
...説法の印を結ぶ手だけをとって見ても、壁画の手の力強い確かな描写に対して、水掻(みずか)きのついているこの画像の手は、弱々しい、曖昧な描写だと言ってよい...
和辻哲郎 「古寺巡礼」
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