...『八犬伝』もまた末尾に近づくにしたがって強弩(きょうど)の末魯縞(ろこう)を穿(うが)つあたわざる憾(うら)みが些(いささ)かないではないが...
内田魯庵 「八犬伝談余」
...猪を射るに用いし弩の...
高木敏雄 「比較神話学」
...強弩(きやうど)の末と言はぬばかりの風が割合に静かに大きな樹の梢の葉を吹いてゐた...
田山録弥 「くづれた土手」
...弩(いしゆみ)のような強さで子音を空中にころがしていた...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...夷人(くじん)廖仲薬(りょうちゅうやく)秦精(しんせい)等弩(いしゆみ)を高楼に伏せて射殺す...
南方熊楠 「十二支考」
...弓弩(きゅうど)皆還って自ら射る...
南方熊楠 「十二支考」
...併(しか)し慢性の超弩級大天狗になるとこれ位の逆撃は然(さ)して痛痒(つうよう)を感じない...
夢野久作 「謡曲黒白談」
...弩(ど)をつるべ撃ちして...
吉川英治 「三国志」
...かねてそこに伏せておいた沢山な弩弓手(どきゅうしゅ)に...
吉川英治 「三国志」
...西南よりは楽進(がくしん)の弩弓隊(どきゅうたい)...
吉川英治 「三国志」
...大小の弩弓(どきゅう)をかけつらね...
吉川英治 「三国志」
...もっぱら弩(つよゆみ)をもって一戦仕掛けては如何でしょう」と...
吉川英治 「三国志」
...敵の弩弓(いしゆみ)を取って...
吉川英治 「三国志」
...それは一弩(ど)に十箭(せん)を射ることができ...
吉川英治 「三国志」
...連弩隊(れんどたい)...
吉川英治 「三国志」
...石弾を撃つ石弩(せきど)もある...
吉川英治 「三国志」
...強弩(きょうど)も要らぬたてがみ青き...
吉川英治 「新・水滸伝」
...八十の銃兵、百二十の弩兵、八十の騎兵、十七八門の大砲等を含んだ八百名の軍隊、十八隻の船隊であるから、コルテスの遠征よりは遙かに有力である...
和辻哲郎 「鎖国」
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