...太陽はそのときでもやはり同じ弧状の軌道を天上に描きはするが...
スワンテ・アウグスト・アーレニウス Svante August Arrhenius 寺田寅彦訳 「宇宙の始まり」
...円板ロケットは大きい弧(こ)をえがいたあとで...
海野十三 「怪星ガン」
...それを飛び越えるようにして円弧を描いていった黒塊は...
海野十三 「流線間諜」
...道路と共に緩やかな弧を描いて北側へカーブしている...
大阪圭吉 「石塀幽霊」
...括弧(かっこ)の中が...
太宰治 「誰」
...桑の弧(ゆみ)と蓬(よもぎ)の矢をこしらえて...
田中貢太郎 「愛卿伝」
...呉中の質屋に邵弧(しょうこ)という者があった...
蒲松齢 田中貢太郎訳 「五通」
...弧はひどく心にはじて...
蒲松齢 田中貢太郎訳 「五通」
...之に劣らず括弧づきの所謂「科学的批評」も実在している...
戸坂潤 「所謂批評の「科学性」についての考察」
...今云った弧線とか曲線とかいう事をそっと砕いてお話をすると...
夏目漱石 「現代日本の開化」
...黒黄斑(くろきまだら)の弧線(こせん)を清澄(せいちよう)な秋(あき)の空間(くうかん)に描(ゑが)きつつどこともなく飛(と)び去(さ)つて行(い)つた...
南部修太郎 「畫家とセリセリス」
...視線で描いた大きい弧がツイ鼻の先の花色暖簾(のれん)の隙間を見落していたのです...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...ドストエフスキーはこのことを語るうち或る個所で特に括弧をして「現代の子供等の中...
北條民雄 「独語」
...火が円弧を描いて六本こちらへ飛び...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「諜報部」
...それもまたただちに円理弧背術といったり...
三上義夫 「文化史上より見たる日本の数学」
...左右の頬に大きい括弧(かっこ)に似た...
森鴎外 「かのように」
...彼らは円弧を描いた二つの黒い潮流となって...
横光利一 「上海」
...長い弧(こ)をえがいた...
吉川英治 「私本太平記」
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