...経済危機から抜け出すために政府が弥縫策をとった...
...一時しのぎのために弥縫策を選ぶのではなく、根本的な解決策を見つけるべきだ...
...実際には、問題を解決するための弥縫策が必要だった...
...弥縫策をとらなければ、事態はますます悪化するだろう...
...弥縫策を取りすぎると、将来的に深刻な問題を引き起こす可能性がある...
...陸の上ではなんと言っても偽善も弥縫(びほう)もある程度までは通用する...
有島武郎 「生まれいずる悩み」
...そしてその弱さを強さによって弥縫(びほう)しようとするのだ...
有島武郎 「惜みなく愛は奪う」
...心をまげ精神を傷つけ一時を弥縫(びほう)した窮策は...
伊藤左千夫 「去年」
...遁辞や弥縫の答弁で天下公衆の耳目を掩うわけにはゆかぬ」と追及した...
大鹿卓 「渡良瀬川」
...ひたすら老大国の表面の体裁のみを弥縫(びほう)するに急がしく...
太宰治 「惜別」
...どうにか弥縫(びほう)して行けたであろう...
谷崎潤一郎 「蓼喰う虫」
...強者は破壊する、弱者は弥縫する...
種田山頭火 「赤い壺」
...去年ソールズベリ侯内閣が姑息(こそく)の手段をもって一時に弥縫(びほう)したるとはいえ...
徳富蘇峰 「将来の日本」
...一時を弥縫(びほう)せんと...
徳冨蘆花 「小説 不如帰」
...△内政は弥縫を事とし...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...己を弥縫(びほう)するに急であって...
直木三十五 「南国太平記」
...本物が失敗した場合の弥縫(びほう)策であって...
中谷宇吉郎 「雪今昔物語」
...幸に其主人が之を弥縫(びほう)して大破裂に及ばざることあるも...
福沢諭吉 「女大学評論」
...亜鉛葺き等一時弥縫(びほう)をなし...
南方熊楠 「神社合祀に関する意見」
...」全快届は前に初代瑞仙の出した「総領除」の弥縫(びほう)である...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...竜池は急に諸役人に金を餽(おく)って弥縫(びほう)し...
森鴎外 「細木香以」
...姑息弥縫(こそくびほう)の解決手段の外(ほか)に...
柳田國男 「野草雑記・野鳥雑記」
...弥縫(びほう)の方法を持ちうる人もあるが...
吉川英治 「忘れ残りの記」
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