...仏頂寺弥助は鍵屋の辻の荒木又右衛門といったような形で縁台に腰をかけ...
中里介山 「大菩薩峠」
...仏頂寺弥助は、それに介添(かいぞえ)として働き、かなりの時間を費して、ともかくも、二人の傷を縫い了(おわ)って、体中を、晒ですっかり巻いてしまってから、「仏頂寺、いったいこれはどうしたというものだ」と丸山勇仙が、仏頂寺弥助にたずねると、「おれにもわからない」仏頂寺弥助は、投げ出したような返事...
中里介山 「大菩薩峠」
...それをいわれると面目(めんぼく)ないが……」と仏頂寺弥助はうなり出して...
中里介山 「大菩薩峠」
...二十二仏頂寺弥助と...
中里介山 「大菩薩峠」
...果して間もなくこれへ舞い戻った仏頂寺弥助と丸山勇仙――感心にも約束の通り...
中里介山 「大菩薩峠」
...いやに真剣だな」「真剣だとも」羽織を脱ぎ終った仏頂寺弥助は...
中里介山 「大菩薩峠」
...仏頂寺弥助の声のように思われてならないから...
中里介山 「大菩薩峠」
...真鍮(しんちゆう)のぴかぴか光つた茶釜と牝鶏(めんどり)を一羽盗まれた弥助(やすけ)さんと同じやうに...
新美南吉 「良寛物語 手毬と鉢の子」
...」と弥助さんが答へた...
新美南吉 「良寛物語 手毬と鉢の子」
...「その弥助が殺された...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...「利助兄哥を怪我さした時は判りませんでしたが、弥助を殺した時、これは、長物だと気が付きました...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...この中弥助とお里とが両方から手真似をして段々寄り来て...
三木竹二 「いがみの権太」
...維盛弥助をいがみの権太が召捕つた」といひ...
三木竹二 「いがみの権太」
...「そのとき弥助は逆上していただで...
山本周五郎 「風流太平記」
...生洲から這い上がった弥助と啓之助...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...――と九鬼弥助は...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...「唐草の親分」九鬼弥助は...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...力を撓(た)めぬいていた九鬼弥助...
吉川英治 「鳴門秘帖」
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