...仏頂寺弥助は鍵屋の辻の荒木又右衛門といったような形で縁台に腰をかけ...
中里介山 「大菩薩峠」
...先へ一足進んでいた仏頂寺弥助が...
中里介山 「大菩薩峠」
...そこで、まだ呑込めないらしい丸山勇仙のために、仏頂寺弥助は、沢井道場、音無の剣術ぶりの物語をし、今その主人公は、行方不明になって、その道のものの問題とされていることを話して聞かせると、丸山勇仙が、「ははあ、そういうわけで、そういう人物であったのか……なるほど」と幾度もうなずきましたが、つづいて、「それで、机竜之助という男はいったい、いい男なのか、わるい男なのか」「何だ、それは――」「つまり、机竜之助は美男子であったか、それとも、醜男(ぶおとこ)であったか、それを聞いているのだ」「妙なことを聞くじゃないか」「そこが問題だ」「誰がそんなことを問題にしている」「いや、それが、なかなかの大問題になったことがあるのだ」「どうして、それをお前が……第一、机竜之助なるものの存在を、ただいま、拙者の口から初めて聞いたお前が、あの男の容貌の美醜を論ずることでさえが奇妙なのに、それが問題になっていたというのはどこで……いつのことだ...
中里介山 「大菩薩峠」
...仏頂寺弥助が、足を踏みとどめました...
中里介山 「大菩薩峠」
...二十二仏頂寺弥助と...
中里介山 「大菩薩峠」
...今しも仏頂寺弥助が...
中里介山 「大菩薩峠」
...ニタリニタリ笑っていた仏頂寺弥助が...
中里介山 「大菩薩峠」
...ことに仏生寺弥助は...
中里介山 「大菩薩峠」
...それが別人ならぬ仏頂寺弥助と...
中里介山 「大菩薩峠」
...この甲冑というやつは尊重しておかなくちゃならん――ところで……」仏頂寺弥助は羽織を脱ぎ捨てて...
中里介山 「大菩薩峠」
...仏頂寺弥助は加茂河原で...
中里介山 「大菩薩峠」
...仏頂寺弥助の亡霊がさまよう越中の山境へも出でず...
中里介山 「大菩薩峠」
...真鍮(しんちゆう)のぴかぴか光つた茶釜と牝鶏(めんどり)を一羽盗まれた弥助(やすけ)さんと同じやうに...
新美南吉 「良寛物語 手毬と鉢の子」
...主人の弥助は五十を越した年配...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...パッと家の内へ躍りこんだ九鬼弥助...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...切(き)ッ尖(さき)の来るより早く弥助の眼を射て...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...弥助の太刀(たち)が...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...九鬼弥助(やすけ)がいった...
吉川英治 「鳴門秘帖」
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