...電報で弟の様子を訊ねたりして下さいました...
犬養健 「姉弟と新聞配達」
...漸源は兄弟子にあたる石霜に事のいきさつを語ったところ...
田辺元 「メメント モリ」
...その夜のうちに一条北小路へ行きまして玄惠法印(げんえほういん)の御弟子になり...
谷崎潤一郎 「三人法師」
...暮れて呉郎さん十郎さん来訪(何といふ仲のよい兄弟だらう)...
種田山頭火 「其中日記」
...それに修業盛(しふげふざかり)の弟達(おととたち)の為めもあつた...
田山花袋 「朝」
...これに反して先生が自分の仕事を横取りしたといって泣き言を言うような弟子が一本立ちになって立派な独創力を発揮する場合はわりに少ないようである...
寺田寅彦 「空想日録」
...ところが弟たちの狡猾(こうかつ)な眼付に気をひかれた...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...至漢公羊氏及弟子胡母生等...
内藤湖南 「易疑」
...また『三四郎』時代の漱石の弟子として...
中谷宇吉郎 「エリセーフ氏」
...大学では牧野英一先生の弟子だった...
野村胡堂 「平次と生きた二十七年」
...その時必ず我を弟子にしてくれと頼んだ...
南方熊楠 「十二支考」
...その娘は弟で、貧弱な源氏で、しかも年のゆかない人に婚(めあわ)せるために取っておいたのです...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...末の弟ではあるが...
森鴎外 「山椒大夫」
...弟はいつも出歩いていたので...
柳田国男 「故郷七十年」
...また近在にある自分の実家の弟にやるのだといって...
山本周五郎 「契りきぬ」
...――それが生涯果てのない道であっても……」二人の若い弥陀(みだ)の弟子たちは...
吉川英治 「親鸞」
...作家の有馬頼義(ありまよりちか)氏は義弟に当る由である...
吉川英治 「随筆 私本太平記」
...弟の伝七郎を仆した場所は事実となると明瞭でない...
吉川英治 「随筆 宮本武蔵」
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