...同じ筆法で行けば弘安四年六月三十日から七月一日へかけて玄界灘を通過した低気圧は我邦(わがくに)の存亡に多大の影響があったのである...
寺田寅彦 「戦争と気象学」
...弘安(こうあん)の昔と昭和の今日とでは世の中が一変していることを忘れてはならないのである...
寺田寅彦 「天災と国防」
...実は後宇多天皇の弘安四年に蒙古退治の御祈願に添えて奉納されたものだそうです...
中里介山 「大菩薩峠」
...いわゆる文永の役、弘安の役が、共に丁度颱風の時期に当っていたことはよく知られている...
中谷宇吉郎 「雑記」
...弘安四年の颱風の時期を選んで...
中谷宇吉郎 「雑記」
...恐々謹言これは弘安二年己卯(つちのとう)六月二十日に書かれたものだ...
長谷川時雨 「尼たちへの消息」
...六月二十七日(弘安元年)同二年十二月二十七日は...
長谷川時雨 「尼たちへの消息」
...弘安三年には江刺郡に祖父河野通信の墳墓を訪ねたとあつて...
原勝郎 「日本史上の奧州」
...互に目的を共にすると云(い)うのは箕作秋坪(みつくりしゅうへい)と松木弘安(まつきこうあん)と私と...
福澤諭吉 「福翁自伝」
...その船長の松木弘安(まつきこうあん)(後に寺嶋陶蔵(てらじまとうぞう)又後に宗則(むねのり))...
福澤諭吉 「福翁自伝」
...この時から松木弘安(こうあん)を改めて寺島陶蔵(てらしまとうぞう)と化けたのです...
福澤諭吉 「福翁自伝」
...例えば文久二年欧行の船中で松木弘安(まつきこうあん)と箕作秋坪(みつくりしゅうへい)と私と三人...
福澤諭吉 「福翁自伝」
...」阿部侯の蔵する所の此孝経は弘安二年九月十三日の鈔写に係る巻子本で...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...そして所謂弘安本の古文孝経孔伝であることに及んだ...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...年代順に列記すれば、建保七年、弘安二年、正安四年(乾元元年)、元亨元年、元徳二年、文明五年、慶長五年の諸鈔本である...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...以弘安本活字刷印...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...彼弘安本古文孝経の刻成せられたこととは...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...『地名辞書』の説では弘安八年の図田帳(ずでんちょう)に...
柳田國男 「地名の研究」
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