...引込思案(ひっこみじあん)でございます...
浅野和三郎 「霊界通信 小桜姫物語」
...その為めには仮りに自分の引込思案を捨ててかかろう...
有島武郎 「惜みなく愛は奪う」
...何となく万事引込思案で印象の栄えないのをしきりと気に懸けてゐた...
犬養健 「朧夜」
...始めからそんな引込思案(ひっこみじあん)な考えでいっちゃ...
海野十三 「暗号音盤事件」
...引込思案はそもそも日本人の共通な損な性質だ」白木は一発...
海野十三 「暗号音盤事件」
...引込思案(ひっこみじあん)な男でありました...
江戸川乱歩 「湖畔亭事件」
...その真新しい家の印象とは反対に主人の堂本は恐しく引込思案の男だつた...
田畑修一郎 「医師高間房一氏」
...気毒な引込思案であるかのように...
徳田秋声 「あらくれ」
...めっきり引込思案になってしまったのは気になるよ」そこで二分間ばかり話が切れ...
中里介山 「大菩薩峠」
...僕見たいに引込思案(ひっこみじあん)なものは無論卑怯(ひきょう)なんだろう...
夏目漱石 「彼岸過迄」
...するとこの兄が自分の弟の引込思案でただ家にばかり引籠(ひきこも)っているのを非常に忌(い)まわしいもののように考えるのです...
夏目漱石 「私の個人主義」
...ドヴォルシャークは引込思案で厭人的(えんじんてき)であった...
野村胡堂 「楽聖物語」
...引込思案の平次が顏を出さずに居るうちに...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...錢形の親分の引込思案は豫(かね)て承知の上だが...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...どうしてあなたはそんなに引込思案(ひつこみじあん)で...
ブロンテイ 十一谷義三郎訳 「ジエィン・エア」
...引込思案(ひつこみじあん)の人々には...
ブロンテイ 十一谷義三郎訳 「ジエィン・エア」
...不景気な考え方だ引込思案(ひっこみじあん)だと言われると...
柳田国男 「木綿以前の事」
...他人も目星をつけないままについ引込思案になるような事がないとも云えませぬ...
夢野久作 「鼻の表現」
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