...引見を求める。 (To request an audience.)...
...客を引見する。 (To introduce visitors.)...
...引見に係る手続き...
...率直な引見に応える...
...引見が許可されなかった...
...初めて僕ら新聞記者を引見するという知らせがあったのである...
海野十三 「宇宙尖兵」
...盗賊どもが宮廷の引見式で貴族たちの頸から金剛石(ダイヤモンド)の十字架を切り偸んだこともあった...
チャールズ・ディッケンズ 佐々木直次郎訳 「二都物語」
...妖僧金升文を皇帝に引見せしめて無稽の惑言を為さしめ...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...一々引見したから起ってきた...
直木三十五 「南国太平記」
...フェミダもありのままの不断着の姿で客を引見したものである...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogolj(Николай Васильевич Гоголь) 平井肇訳 「死せる魂」
...ご引見(いんけん)とは畏れ多く...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「王冠の重み」
...最後に四年に春風を長崎の客舎に引見したのである...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...そして客を引見した...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...昼四(よ)つ時(どき)に跡部が坂本を引見した...
森鴎外 「大塩平八郎」
...温を引見して度々筵席に列せしめた...
森鴎外 「魚玄機」
...貴婦人たちは蒸し風呂の中で男子をも一緒に引見した...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...諸士引見も略され...
山本周五郎 「若き日の摂津守」
...威容を正して辛毘を引見した...
吉川英治 「三国志」
...かれを引見(いんけん)した...
吉川英治 「神州天馬侠」
...佐々成政が、浜松を去り、やがて清洲でも、得るところなく、むなしく北陸へ帰ったと聞いて、家康が、「やれやれ」と、思っていると、またぞろその直後、紀州(きしゅう)の畠山貞政(はたけやまさだまさ)が、(腹心の者二名、そっとさし遣わしたれば、御引見のうえ、何ら、御腹蔵なく、篤(とく)と、御内議を給わりたい)とある書簡をもたせて、自身の家臣、江島太郎左衛門と渡辺和泉(わたなべいずみ)の両人をさし向けて来た...
吉川英治 「新書太閤記」
...恐らく宮廷の人々はこの彫刻家をいく度か引見したであろう...
和辻哲郎 「古寺巡礼」
...ジョアン王はコロンブスを引見してその Zipangu 訪問談を聞いたのである...
和辻哲郎 「鎖国」
...この日将軍はフロイスを引見しようとせず...
和辻哲郎 「鎖国」
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