...再び予が日記を引用するを許せ...
芥川龍之介 「開化の殺人」
...次の例はヨーク(イングランド北東部)のシンプソン博士の「アジアコレラの観察」と題する興味深い論文から引用する...
ジョン・スノウ John Snow 水上茂樹訳 「コレラの伝染様式について」
...ここにその手紙のうちからこの物語の真相を知るのに参考になるものだけを引用するが...
谷崎潤一郎 「卍(まんじ)」
...モード・ミュラーの詩から引用するほど手きびしい心臓の強いのがいて...
G・K・チェスタートン G. K. Chesterton 村崎敏郎訳 「ブラウン神父の醜聞」
...彼は先行者の文章を公式として引用する...
戸坂潤 「科学的精神とは何か」
...古典的文章を引用することは...
戸坂潤 「日本イデオロギー論」
...何等かの作品の一節を引用するのでは足りない...
豊島与志雄 「現代小説展望」
...プレハーノフの「芸術と社会生活」に引用されたチエルヌイシエーフスキーの言葉を引用する...
平林初之輔 「文学の本質について(二)」
...フランスの古典悲劇について語つてゐるところを殆んどそのまゝこゝで引用することによつて...
平林初之輔 「文学方法論」
...すべてこれらを引用する機會をそこに持つ譯です...
ブロンテイ 十一谷義三郎訳 「ジエィン・エア」
...同法典中ガーイウスの説を引用すること殊に多いのを見れば...
穂積陳重 「法窓夜話」
...私はいまトルストイの『我が懺悔』の一節を引用することが適当であると思う...
三木清 「語られざる哲学」
...左にそれを引用する...
武者金吉 「地震なまず」
...此書は引用する所が頗(すこぶる)広いので...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...自分自身のことをも他の物事と同様に思う存分に引用する...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...『肥後国志』巻十に引用する建武三年の阿蘇社領帳に曰う...
柳田國男 「地名の研究」
...この土地の人たちは好んで俚諺(りげん)や譬(たと)え話を引用する...
山本周五郎 「青べか物語」
...彼がその真理への全情熱を託して引用するところである...
和辻哲郎 「日本精神史研究」
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