...舞台が終了したので、引幕を開けないようにお願いします...
...引幕のタイミングを間違えて、アクシデントが起きてしまった...
...引幕の仕掛けを調整するため、スタッフが舞台に上がっていた...
...引幕を閉じると、一気に舞台裏が暗くなる...
...楽しい舞台が終わってしまい、引幕を見て寂しくなった...
...のしのついた引幕の揺れを見...
谷譲次 「踊る地平線」
...拍子木(ひょうしぎ)の音(おと)と幕明(まくあき)の唄(うた)とに伴ひて引幕(ひきまく)の波打ちつつあき行く瞬間の感覚...
永井荷風 「江戸芸術論」
...引幕の意匠彩色(さいしき)もまた大道具と並びて演劇以外の演劇に大(おおい)なる関係あり...
永井荷風 「江戸芸術論」
...浮雲の引幕(ひきまく)から屈折して落ちて来る薄明(うすあかる)い光線は黄昏(たそがれ)の如く軟(やわらか)いので...
永井荷風 「監獄署の裏」
...同時に引幕や幟を作つて日本の演劇を奬勵した...
永井荷風 「新歸朝者日記」
...横手(よこて)の桟敷裏(さじきうら)から斜(なゝめ)に引幕(ひきまく)の一方(いつぱう)にさし込む夕陽(ゆふひ)の光が...
永井荷風 「すみだ川」
...折々(をり/\)吹込(ふきこ)む外の風(かぜ)が大きな波を打(うた)せる引幕(ひきまく)の上を眺(なが)めた...
永井荷風 「すみだ川」
...折々(おりおり)吹込む外の風が大きな波を打(うた)せる引幕の上を眺めた...
永井荷風 「すみだ川」
...引幕を萌黄(もえぎ)の大風呂敷(おおぶろしき)に包んで背負って歩いた...
永井荷風 「梅雨晴」
...快い春風が明け放たれた廊下から吹き込んで引幕に波を打たせる...
平野萬里 「晶子鑑賞」
...引幕ひいてごま化し...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...市川小団次の二人に引幕一張ずつを贈り...
森鴎外 「細木香以」
...古い引幕かなんかにくるまって...
山本周五郎 「青べか物語」
...それが引幕に移ったからたまらないわ...
山本周五郎 「青べか物語」
...それが引幕に移ったからたまらないわ...
山本周五郎 「青べか物語」
...初めて引幕に上品な花鳥の図画を現わした率先者...
山本笑月 「明治世相百話」
...大向うの客を翻弄腕利きぞろい、小劇場の名優面白かったのは明治時代の小劇場、いわゆる「どん帳」で通っていたが、これは引幕、花道、回舞台禁止で幕はことごとく緞帳(どんちょう)、しかも相当腕っこきがそろって見巧者を喜ばせた...
山本笑月 「明治世相百話」
...恰度引幕の陰になって見えない筈だ――)黒吉は...
蘭郁二郎 「夢鬼」
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