...イーダちゃんが入れておいた引出しの中に...
ハンス・クリスチャン・アンデルセン Hans Christian Andersen 矢崎源九郎訳 「イーダちゃんのお花」
...エリゼ・ルクリュの大著『世界新地理學』の東亞の卷を書架から引出し...
石川三四郎 「浪」
...種々な貝殻が一杯はいつた引出しがあります...
アンリイ・ファブル Jean-Henri Fabre 大杉栄、伊藤野枝訳 「科学の不思議」
...机の引出しから財布(さいふ)を取って懐にいれ...
太宰治 「おさん」
...僕の机の左の引出しにはいっていたんでしょう? 君は...
太宰治 「乞食学生」
...ベッドの枕元(まくらもと)の引出しの中にある...
太宰治 「パンドラの匣」
...時雄はそれを引出した...
田山花袋 「蒲団」
...それを握んで明るみへ引出して展開させるとそこからまた次に来る世界の胚子(はいし)が生れる...
寺田寅彦 「断片(2[#「2」はローマ数字、1-13-22])」
...藏にはいゝ物があるに違ひないといふので皆引出して...
内藤湖南 「應仁の亂に就て」
...世子の大便所は引出しの如きものになっていて...
内藤鳴雪 「鳴雪自叙伝」
...鏡台の引出しか何処かに何か書いたものでもないかと捜(さが)して見たが何も見当らない……...
永井荷風 「ひかげの花」
...今も机の二番目の引出しにある...
野村胡堂 「胡堂百話」
...中に一本の紐(ひも)が――「あッ」引出して見ると...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...見事五千両を引出して見せるよ」「親分...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...客の話の緒口(いとぐち)を引出します...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...奧のお部屋に宵から籠つて居たやうで」これが伊與之助から引出した全部で...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...信如は机の引出しから京都みやげに貰(もら)ひたる...
樋口一葉 「たけくらべ」
...針箱の引出しから友仙ちりめんの切れ端をつかみ出し...
樋口一葉 「たけくらべ」
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