...「さあこの辺(へん)から引っ返すかな...
芥川龍之介 「海のほとり」
...安重根 (急き込む)ポグラニチナヤへ引っ返すか...
林不忘 「安重根」
...幸子達は何処迄行ったら引っ返すのか...
谷崎潤一郎 「細雪」
...そのためにわざ/\引っ返すこともないと決め...
トルストイ 米川正夫訳 「クロイツェル・ソナタ」
...また海岸へ引っ返すと...
ジョナサン・スイフト Jonathan Swift 原民喜訳 「ガリバー旅行記」
...閾を跨いだばかりで直ぐ引っ返すなんて...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogolj(Николай Васильевич Гоголь) 平井肇訳 「死せる魂」
...約二十分やってすぐ引っ返すといふきはどい芸当をやる(40)...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...ドライヴのつもりで一路引っ返す...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...同船は何らかの理由で航路を転じてダアバン港へ引っ返す途にあったものと考えなければならない...
牧逸馬 「沈黙の水平線」
...無理をいわずに引っ返すとするからな」と...
吉川英治 「銀河まつり」
...驚いて引っ返すと...
吉川英治 「三国志」
...ここまで送って来た公卿および六波羅の弓箭(きゅうせん)千五百人は引っ返す...
吉川英治 「私本太平記」
...ただ引っ返すのも業腹至極(ごうはらしごく)...
吉川英治 「私本太平記」
...引っ返す心はない……...
吉川英治 「新書太閤記」
...……おのれ、覚えておれ」成政は、果てなく、地だんだを踏んで、前後の大軍を見まわし、進むべきか、引っ返すべきか、ほとんど、立ち往生の様子だった...
吉川英治 「新書太閤記」
...手をむなしく引っ返すべき...
吉川英治 「新書太閤記」
...市中へ引っ返す...
吉川英治 「随筆 新平家」
...後へ引っ返すような生(なま)やさしい食いつめ者でないことは分り過ぎている...
吉川英治 「鳴門秘帖」
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