「引き裂く」の意味
強く引いて裂く
小説での「引き裂く」の使い方
...なんとかして二人(ふたり)の間の気まずさを引き裂くような...
有島武郎 「或る女」
...わたくしは自分で自分を引き裂くような愉快を味いました...
太宰治 「女の決闘」
...紙を引き裂くくらいの小さい音になりました...
太宰治 「水仙」
...もう許してやったらどうだな」季和がおりると老人は驢馬の鼻と口の間へ手をかけて物を引き裂くようにした...
田中貢太郎 「蕎麦餅」
...ただかむとか引き裂くといったことしかできないものだ...
ドストエーフスキイ 中山省三郎訳 「カラマゾフの兄弟」
...ワットマンか何かの引き裂くと絵葉書になる紙を綴ったのを一冊と...
中谷宇吉郎 「先生を囲る話」
...虚無の寂しさを引き裂くところの叫である...
萩原朔太郎 「郷愁の詩人 与謝蕪村」
...それがただ一枚の紙片を引き裂くということで表わされたのであったのなら...
フランツ・カフカ Franz Kafka 原田義人訳 「城」
...まるで私を引き裂く様な勢でとび込んでくるといふわけである...
平野萬里 「晶子鑑賞」
...爪で空気を引き裂くかのようにして...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「諜報部」
...ロシア人をずたずたに引き裂くぜ...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「諜報部秘話」
...びりびりと紙を引き裂くのが聞えた...
牧野信一 「父を売る子」
...時たま何処かで百舌の声などがキーキーツと絹地でも引き裂くやうに鳴き渡ると...
牧野信一 「悦べる木の葉」
...それは原稿という紙を引き裂く鋭い音が何時も嫌いで...
室生犀星 「蜜のあわれ」
...森の中の獣が引き裂くか...
コロレンコ Vladimir Galaktionovick Korolenko 森林太郎訳 「樺太脱獄記」
...そのように二つに引き裂くのは不当である...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
......
山之口貘 「山之口貘詩集」
...襖を破るやら掛物を引き裂くやら大変な騒ぎ...
山本笑月 「明治世相百話」
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