...この勝負は明かに引き分けとなったらしい...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
...けれど私は引き分けられてからも...
上田広 「指導物語」
...必死に引き分けてやるほど...
橘外男 「雷嫌いの話」
...熱心にも程がある度が過ぎては体に毒だからと宥(なだ)めるようにして二人を引き分けた...
谷崎潤一郎 「春琴抄」
...衛士(えじ)だか行司だかが飛び出して来て引き分け引き止める...
寺田寅彦 「田園雑感」
...」「引き分けるつもりなのか...
徳田秋声 「仮装人物」
...どう手を付けて引き分けていいか分らない...
夏目漱石 「坊っちゃん」
...無理に引き分けようとする途端(とたん)にだれか知らないが...
夏目漱石 「坊っちゃん」
...そうすればあの男はきっとぼくたちを引き分けてしまう...
マロ Malot 楠山正雄訳 「家なき子」
...断然お引き分けになろうとするお考えらしいのを見まして...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...いずれそうした日のなければならない母と子が今のように引き分けられていることを明石夫人は悲しんでいるであろうし...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...冷たい手に引き分けられてしまった少年の日の恋の思い出を語っていたが...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...負けるくせに辛抱づよく闘ふ鉄は引き分けてやつても戦ひを挑んできかなかつた...
室生犀星 「鉄の死」
...互ひ互ひを一層はやく引き分けるのを待つてゐる間...
ピエル・ロチ Pierre Loti 吉江喬松訳 「氷島の漁夫」
...いい機(しお)を引き分けたので...
吉川英治 「剣難女難」
...ふたりを引き分けて連れて来いっ」戴院長と聞いては驚かぬ者はない...
吉川英治 「新・水滸伝」
...その刹那(せつな)を引き分けてしまったのだ...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...長い垂れ幕もまた静かに引き分けられた...
和辻哲郎 「古寺巡礼」
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