...この二人で兩方を引き分けた...
岩野泡鳴 「泡鳴五部作」
...けれど私は引き分けられてからも...
上田広 「指導物語」
...引き分けられてもなお...
壺井栄 「赤いステッキ」
...衛士(えじ)だか行司だかが飛び出して来て引き分け引き止める...
寺田寅彦 「田園雑感」
...けふの奮戰挌鬪を是迄に留め引き分けむ...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...簡単に引き分けられっぱなしになっている...
戸坂潤 「認識論とは何か」
...行司はつと立つて竹刀の中へ割込んだが「この勝負は行司預りおきますと引き分けてしまつた...
長塚節 「撃劍興行」
...無理に引き分けようとする途端(とたん)にだれか知らないが...
夏目漱石 「坊っちゃん」
...賭け手の多くが引き分けを要求したのは...
アーネスト・ヘミングウェイ Ernest Hemingway 石波杏訳 Kyo Ishinami 「老人と海」
...それを引き分けるに...
三上於菟吉 「雪之丞変化」
...「わあん! わあん!」「ひい、ひい、ひい!」と、引き分けられて、泣きわめく、女房、乳母!主人は主人で怒号している...
三上於菟吉 「雪之丞変化」
...冷たい手に引き分けられてしまった少年の日の恋の思い出を語っていたが...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...引き分けて遣りたいものだということを...
森鴎外 「ヰタ・セクスアリス」
...今はからずも引き分けられて...
森鴎外 「山椒大夫」
...「おっしゃる通りに童(わらべ)どもを引き分けさせてもよろしゅうございますが...
森鴎外 「山椒大夫」
...ふたりを引き分けて連れて来いっ」戴院長と聞いては驚かぬ者はない...
吉川英治 「新・水滸伝」
...その刹那(せつな)を引き分けてしまったのだ...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...ルパンが飛びかかって二人を引き分けようとする時...
モウリス・ルブラン 新青年編輯局訳 「水晶の栓」
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