...更に重くなった子供の手を引いて...
田中英光 「箱根の山」
...手を引いてやると...
豊島与志雄 「椎の木」
...郭璞は周禮を引いて之に注してゐるが...
内藤湖南 「爾雅の新研究」
...この「似たり」といふことは、皆向が書いたのかどうか分らぬが、他の本、例へば禮記の中の雜記の正義に、別録を引いて、「王度記似齊宣王時淳于等所説也」とあり、又漢書藝文志の神農二十篇の處の顏師古の注に、別録を引いて「疑李及商君所説」とあり、これはまだ向の別録の亡びない當時に見た人の云ふところであるが、之より推せば、今日の藝文志の「似たり」といふのも、向の説をそのまま取つたのであらう...
内藤湖南 「支那目録學」
...「何れへ参る?」「さあ、何れへ――」益満は、ゆっくり、腰へ刀を差してから、喫い残りの煙管を、口へ当てて「当途(あてど)も無く」「何っ、当途も無く?――御重役へ届け出でてお許しが出たか」「いや、その辺、とんと、失念仕って――」「こやつ、引っ捕えい」侍は、一足引いて、浪人達に、顎で指図した...
直木三十五 「南国太平記」
...子供の手を引いて歩いてくる女連の着物の色と...
永井荷風 「葛飾土産」
...橋の上をよくよく見ると血の滴(したた)りが小指で捺(お)したほどずつ筋(すじ)を引いてこぼれております...
中里介山 「大菩薩峠」
...うどん」自慢の声が長く引いて聞えて来ました...
中里介山 「大菩薩峠」
...なにも貴様の口占(くちうら)を引いて...
中里介山 「大菩薩峠」
...光るものが筋を引いて斜めに空を流れた...
夏目漱石 「それから」
...その繩尻を二間ばかり疊から縁側に引いて...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...幾太郎が根引いて...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...「昨夜は何處にお出ででした」平次は氣を引いて見ました...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...こちらへ来てみて下さい」八五郎は平次の手を引いてグングン川沿いの庭の中へ入って行くのです...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...「なあに海はえらく引いてるそうです...
水上滝太郎 「九月一日」
...多く素問が引いてあつた...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...麻が楊弓を引いて見ないかと云ったが...
森鴎外 「ヰタ・セクスアリス」
...身を彼から除ける風に引いて...
横光利一 「旅愁」
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