...仮令十善の君にましますとも甲を脱ぎ弓の弦をはづして降人にはえこそまゐるまじけれ」と絶叫したり...
芥川龍之介 「木曾義仲論(東京府立第三中学校学友会誌)」
...一束(ひとつか)の矢一張(ひとはり)の弓だに持たさば...
巌谷小波 「こがね丸」
...弓矢は鳥獸獵(てうじゆうれう)に於ても用ゐられしなるべく...
坪井正五郎 「コロボックル風俗考」
...射弓を好むアルテミス...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...楊弓場(ようきゅうば)などのあった時代ですが...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...たつた一人でお弓町へ差しかゝると...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...おろおろする真弓を後に...
野村胡堂 「百唇の譜」
...容易(たやす)くその弓を彎き...
南方熊楠 「十二支考」
...新世界交響楽はいよいよはっきり地平線のはてから湧(わ)きそのまっ黒な野原のなかを一人のインデアンが白い鳥の羽根を頭につけたくさんの石を腕(うで)と胸にかざり小さな弓に矢を番(つが)えて一目散(いちもくさん)に汽車を追って来るのでした...
宮沢賢治 「銀河鉄道の夜」
...)矢弓茶店(奴茶屋といふ...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...若い者どもは弓矢を携えて獣を狩りにゆく...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...千坂父子(おやこ)のまごころは弓矢神こそみそなわすであろう...
山本周五郎 「城を守る者」
...弓と剣と楯とを持った訶和郎(かわろ)の姿も混っていた...
横光利一 「日輪」
...臣謙信の把(と)る弓矢の意義を世に明らかにしていた...
吉川英治 「上杉謙信」
...その間に弓馬をみがいたという例もあります...
吉川英治 「三国志」
...狩弓などを持って立ちふさがった...
吉川英治 「私本太平記」
...罠弓(わなゆみ)を外(はず)しゃあがって...
吉川英治 「新・水滸伝」
...隠し持っていた四川弓(しせんきゅう)(半弓)にバシッと矢をつがえて...
吉川英治 「新・水滸伝」
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