...未だ君を弑(しい)するを聞かずというものである...
大隈重信 「平和事業の将来」
...サホ彦の叛亂――サホ彦は天皇を弑殺しようとした叛逆者であるが...
稗田の阿禮、太の安萬侶 武田祐吉訳 「古事記」
...このお幼い将軍家を弑し奉らんと計つた時には...
太宰治 「右大臣実朝」
...その時南朝の二王子を弑(しい)して...
谷崎潤一郎 「吉野葛」
...「弑虐人(しいぎゃくにん)ら(訳者注 ルイ十六世を処刑せし国約議会員ら)は実に恐ろしい者どもだ!」とアンジョーラは言った...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...或は弑逆が行はれた...
内藤湖南 「概括的唐宋時代觀」
...弑逆も殆んどなくなつた事は宋以後の歴史は其然るを證明する...
内藤湖南 「概括的唐宋時代觀」
...臣が君を弑(しい)するは仁でないといって武王を諫(いさ)めたが用いられなかった...
新渡戸稲造 「真の愛国心」
...其れから五年後ブリトン王ヴ※ルチガーンは自分は前王を弑して位に簒ふた者故いつどんな騷動が起るか知れぬとあつて...
南方熊楠 「人柱の話」
...臣(しん)を以(もつ)て君(きみ)を弑(し)す...
箭内亙訳註 「國譯史記列傳」
...将軍義輝(よしてる)を弑逆(しいぎゃく)してから...
吉川英治 「剣の四君子」
...朝臣を弑逆(しいぎゃく)すれば...
吉川英治 「三国志」
...彼の如き弑逆(しぎゃく)の大罪を...
吉川英治 「三国志」
...きさまはまだこの兄にさらと打明けぬな」「何をです」「大塔ノ宮弑逆(しいぎゃく)の不逞をあえて犯したことだ」「いやお耳には入れてある」「それは一片の報告にすぎまい...
吉川英治 「私本太平記」
...大塔ノ宮弑逆(しいぎゃく)の一事も...
吉川英治 「私本太平記」
...自分には舅(しゅうと)にあたる道三山城守を弑(しい)したる逆子を誅(ちゅう)す――という人道の旗がある...
吉川英治 「新書太閤記」
...「臣として主を弑逆(しいぎゃく)するなどということは...
吉川英治 「新書太閤記」
...臣下が君を弑逆した罪を...
吉川英治 「日本名婦伝」
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