...信長の本能寺に弑(しい)せらるゝ...
石橋忍月 「罪過論」
...その臣下の手に依って弑(しい)せられるところとなり...
太宰治 「古典風」
...悲憤に耐へず鋭利なる刄に父を弑せんと念ぜる折に...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...准弑虐者(しぎゃくしゃ)で...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...或は弑逆が行はれた...
内藤湖南 「概括的唐宋時代觀」
...斉の陳恒(ちんこう)がその君を弑(しい)した...
中島敦 「弟子」
...陳の霊公が弑(しい)せられたと聞くや...
中島敦 「妖氛録」
...主君を弑(しい)し...
中島敦 「妖氛録」
...主君殤公(しょうこう)の怒るを懼(おそ)れついにこれを弑(しい)したというから...
南方熊楠 「十二支考」
...君父を弑(しい)したとか...
南方熊楠 「十二支考」
...父出家したるを弑し...
南方熊楠 「詛言に就て」
...臣下たる身分にして君主を弑逆せんとするは...
箭内亙訳註 「國譯史記列傳」
...これは弑逆(しぎゃく)の大罪だぞ」「いや...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...天ヲ欺(アザム)キ地ヲ晦(クラ)マシ君ヲ弑(シイ)シ...
吉川英治 「三国志」
...宮弑逆(しいぎゃく)の一事にかなぐり捨て...
吉川英治 「私本太平記」
...将軍弑逆(しぎゃく)という絶好な旗じるしを与え...
吉川英治 「新書太閤記」
...この国の先賢(せんけん)の遺書に主君を弑(しい)してもよしなどという辞句(じく)が...
吉川英治 「新書太閤記」
...「臣として主を弑逆(しいぎゃく)するなどということは...
吉川英治 「新書太閤記」
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