...どんなものか知らぬが弐百五拾円という突飛(とっぴ)な価には驚かされる...
内田魯庵 「硯友社の勃興と道程」
...副弐的(ふくじてき)の目的のためにも用いることができる...
丘浅次郎 「脳髄の進化」
...そこのおかみさんが五厘銅貨を歓迎してくれた!(豆腐油揚が弐銭五厘なので釣銭として五厘銅貨がほしいといつた)古木を焚いて湯を沸かして砂糖湯を飲む...
種田山頭火 「其中日記」
...食塩は一ヶ年間に五銭宛四回、此代金弐十銭...
種田山頭火 「其中日記」
......
種田山頭火 「其中日記」
...賢明年長なる儲弐(ちょじ)出で来(きた)る時には...
徳富蘇峰 「吉田松陰」
...漢は弐師(じし)将軍李広利(りこうり)に騎六万歩七万の大軍を授(さず)けて朔方(さくほう)を出でしめ...
中島敦 「李陵」
...何か食べるといい」私は今朝から弐拾銭を握(にぎ)ったまま呆んやり庭に立っていたのだ...
林芙美子 「清貧の書」
...○牛乳を多量に飲むべき必要あらば弐合の乳を一合に煎じ詰めて用ゆべし...
村井弦斎 「食道楽」
...脂肪弐割八分位なれどもハムにしたるものは蛋白質弐割四分...
村井弦斎 「食道楽」
...姫君を大弐(だいに)の奥様でなければ...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...帝あそこに弐心の親戚共が遣って来おる...
Johann Wolfgang von Goethe 森鴎外訳 「ファウスト」
...最も厚い所が四百弐十尺...
與謝野寛・與謝野晶子 「満蒙遊記」
...城(じょう)ノ大弐(だいに)...
吉川英治 「私本太平記」
...元々、九州九ヵ国の諸豪は相譲(あいゆず)らぬ対立を持(じ)していたし、またとくに、少弐、大友の二氏は、菊池党とはまったく違う時勢観と利害の上にも立っていた...
吉川英治 「私本太平記」
...少弐妙恵の霊をねんごろに弔った...
吉川英治 「私本太平記」
...江戸表の大弐(だいに)などもしきりに...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...学を好み怒りを遷(うつ)さず過ちを弐(ふた)たびせざりしが...
和辻哲郎 「孔子」
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