...今日の買物――弐十弐銭 酒二杯┌三十五銭 白米一升└十八銭 平麦一升弐十弐銭 煮干五十目十銭 赤味噌百目十銭 餅七ツ二銭 沢庵漬一本三十弐銭 なでしこ大包一個壱円弐十銭 木炭一俵八銭 バツト一物価騰貴...
種田山頭火 「其中日記」
...到頭馬弐駄に酒樽(さかだる)をつけて...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
......
永井荷風 「断腸亭日乗」
...御神酒 弐拾五銭...
林芙美子 「新版 放浪記」
...寛文二年板『為愚痴(いぐち)物語』六に秀吉公の時、千石少弐なる人、「万(よろず)の道にさし出で、人も許さぬ公儀才覚立てして差してもなき事をも事あり顔にもてなし、親しき朋友と寄り合い打ち頷(うなず)き呟(つぶや)きなどする事を好めり、さればその頃世人のさようの振る舞いする人をば千石少弐を略して千少もの、千少事などいいて上下笑い草となせり、それを今の代までも言い伝えたり、昔より言い伝えたる詞(ことば)に、文字にも当らず義理にもあらず、何とも知れざる詞多し、皆この類にてやあらまし、また僭上は古き字なり」と記す...
南方熊楠 「十二支考」
...冬瓜は零弐厘と出ている...
村井弦斎 「食道楽」
...大弐への返答もまたそんなものであった...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...侍従も大弐の甥(おい)のような男の愛人になっていて...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...願はくは深く自ら(いまし)めて過を弐(ふたゝ)びせられぬやうにと云つた...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...明和四年に山県大弐が刑死したのも...
山本周五郎 「菊屋敷」
...大弐のほうへ振向けながら云った……言葉つきにも...
山本周五郎 「夜明けの辻」
...大弐を斬るのはお家のためだけではない...
山本周五郎 「夜明けの辻」
...土井(どい)さまと山口さまのお二人が」「二人がどうしたって」「大弐を斬るとおっしゃって出ていらっしゃいました」「桃井はどうした...
山本周五郎 「夜明けの辻」
...どこまでも大弐を刺そうと思ったからである...
山本周五郎 「夜明けの辻」
...「山県大弐はお家を危くする...
山本周五郎 「夜明けの辻」
...少弐(しょうに)大友等三千の大軍を一戦に蹴散(けち)らかさんと...
夢野久作 「近世快人伝」
...先導(せんどう)には少弐頼尚(よりひさ)...
吉川英治 「私本太平記」
...過ちを弐(ふた)たびせざりしが...
和辻哲郎 「孔子」
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