...上ノ町では弐十弐銭となつた(新白米では弐十銭以下だとさへ聞いた)...
種田山頭火 「行乞記」
...菜葉弐把五銭なり...
種田山頭火 「其中日記」
...まア弐円がせいぜいという処でしょう...
永井荷風 「梅雨晴」
...弐円(にえん)になったぜ...
永井荷風 「ひかげの花」
...弐拾七円八拾銭なんて...
林芙美子 「朝夕」
...冬瓜は零弐厘と出ている...
村井弦斎 「食道楽」
...○薩摩芋を弐分四角長さ一寸位に切りサラダ油かあるいは鳥の油にて揚げ紙の上に置きてその油を取りたる後味淋...
村井弦斎 「食道楽」
...○血肉は一斤弐十八銭...
村井弦斎 「食道楽」
...少弐の孫の噂(うわさ)を聞いて...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...少弐の御遺言があるのだから...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...願はくは深く自ら(いまし)めて過を弐(ふたゝ)びせられぬやうにと云つた...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...大弐の説を知りませんが大塩という人の気持はわかります...
山本周五郎 「花も刀も」
...大弐を捜せ」そう叫びながら突進した...
山本周五郎 「夜明けの辻」
...まき立つ吹雪だけが空しい舞を舞っている……大弐がいるとすればあの望翠楼だ...
山本周五郎 「夜明けの辻」
...山県大弐の来訪によって...
山本周五郎 「夜明けの辻」
...一回分の毬(まり)を六個盆に載せたのが日本貨の弐拾銭である...
與謝野寛、與謝野晶子 「巴里より」
...奉天票の五十円は今日の相場で我国の弐円弱に過ぎないまで下落してゐるのである...
與謝野寛・與謝野晶子 「満蒙遊記」
...菊池党と結んだ少弐...
吉川英治 「私本太平記」
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