...分業そのものに弊害がある訳ではなく...
石川三四郎 「社会的分業論」
...これ即ち運動の弊害の少ない証拠で...
大隈重信 「運動」
...明治大帝の御沙汰書(ごさたしょ)且つ金弊を賜わり...
大隈重信 「早稲田大学の教旨」
...俳句を作ることの年の浅い人は得てこういう弊におちいる...
高浜虚子 「俳句への道」
...とにかくブレインさんは疲弊してまた喧嘩好きな仏蘭西(フランス)教会に多大の補助を与えおった...
チェスタートン Chesterton 直木三十五訳 「秘密の庭」
...ブルジョアジー自身にとっては全く思いも及ばなかったアブノルマルな弊害に外ならないだろう...
戸坂潤 「技術の哲学」
...世間の人は入学試験準備の弊を試験施行者である中等学校教育家の罪に帰したり...
戸坂潤 「社会時評」
...すなわち時代の由々しい病弊ではありますまいか? あんただってそうお考えでしょう? え...
ドストエーフスキイ 神西清訳 「永遠の夫」
...如何に注意深き神經質を表するかを見よ其一言一句を苟もせずして勉て多辯の弊を避くるの...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...隋唐以來此弊を破るために科擧を行ふことゝなつた...
内藤湖南 「概括的唐宋時代觀」
...弊害はこればかりではない...
夏目漱石 「文芸委員は何をするか」
...忍び込むと云うと語弊がある...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...さう云ふ弊に陷つて來る...
新渡戸稻造 「教育の目的」
...陶の父は旧弊な商賈(しょうこ)根性のもので...
久生十蘭 「湖畔」
...却って弊害が大きい...
柳田国男 「故郷七十年」
...織田殿の年来の悪弊(あくへい)を討ったに過ぎず...
吉川英治 「新書太閤記」
...それだけ地方の疲弊(ひへい)と枯渇(こかつ)を意味している...
吉川英治 「源頼朝」
...先生は博士制度が世間的にもまた学界のためにも非常に多くの弊害を伴なう事実に対して怒りを感じた...
和辻哲郎 「夏目先生の追憶」
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