...密告人に賞を与える弊害に就て...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
...然るに近代の機械的産業文化の本質たる分業制は最初に述べたる如く諸学者の批難を受けるほどに悪弊を醸し...
石川三四郎 「社会的分業論」
...一度最大方針が国民に理解せられたならばたちまち数十年の弊風を一掃して...
石原莞爾 「戦争史大観」
...叔父が盗まれたというと少し語弊があるが...
伊波普猷 「私の子供時分」
...その善に伴う弊を研究せずして...
大隈重信 「女子教育の目的」
...同じく諸種の弊害を醸(かも)すのである...
大隈重信 「選挙人に与う」
...ために二百余年の封建的な余弊がますます甚だしくなって...
大鹿卓 「渡良瀬川」
...自分はこのような得意を捨てるに弊履の如くあれと店員に命じておくのである...
相馬愛蔵 「私の小売商道」
...……すでに当市の婦人たちの間にもこの弊風は相当瀰漫(びまん)しておりますようですし...
橘外男 「陰獣トリステサ」
...これが第一の弊だと思ふ...
田山花袋 「重右衛門の最後」
...大資本家による軍需景気の独占という従来の弊を矯めようということになった...
戸坂潤 「現代日本の思想対立」
...特に党争の結果個人的取引及び個人的交際までも其の余累を及ぼすの弊害あるを見るに於て...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...それで見物の興を引く弊もあったが...
内藤鳴雪 「鳴雪自叙伝」
...強請といえば少々語弊があるが...
原勝郎 「東山時代における一縉紳の生活」
...政府はこの悪弊を矯(た)めんとしてますます虚威を張り...
福沢諭吉 「学問のすすめ」
...心身を損ねたり疲弊させたりする作用のあるものなのですからね...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「トリスタン」
...蓬髪(ほうはつ)弊衣(へいい)の垢(あか)じみた人が...
柳田国男 「山の人生」
...その余弊(よへい)で...
吉川英治 「随筆 私本太平記」
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