...余も基督信徒となりしより芝居も寄席も競馬も弄花(ろうか)もことごとく旧来の玩味を去り...
内村鑑三 「基督信徒のなぐさめ」
...弄花(はな)に往くと云う細君と伴(つ)れ立って家を出て...
田中貢太郎 「文妖伝」
...(弄花抄(ろうかしょう)に依ればヘイチュウのチュウは濁りて読むべしとある)蓋(けだ)し平中とは...
谷崎潤一郎 「少将滋幹の母」
...奥の暗い部屋で差(さ)しで弄花(はな)が始まった...
徳田秋声 「足迹」
...弄花(はな)の仲間も殖えて来た...
徳田秋声 「足迹」
...そして彼女がもっとも好んだものは弄花(ろうか)――四季の花合せの争いであった...
長谷川時雨 「マダム貞奴」
...弄花(ろうか)の慰(なぐさ)みにふけることは...
長谷川時雨 「明治美人伝」
...奥では弄花(はな)が始まったのか...
林芙美子 「新版 放浪記」
...弄花(はな)をしに行ってまだ帰らないのだと母は心配していた...
林芙美子 「新版 放浪記」
...奥では弄花が始ったのか...
林芙美子 「放浪記(初出)」
...車座になつて弄花の戯に耽つた...
牧野信一 「小川の流れ」
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