...横浜(はま)の熱閙を避けた池廼家(いけのや)の句筵は...
飯田蛇笏 「薄暮の貌」
...この評判に蹴落(けおと)されて春廼舎の洗練された新作を口にするものは殆(ほと)んどなく...
内田魯庵 「美妙斎美妙」
...二 春廼舎との握手あたかもその頃であった...
内田魯庵 「二葉亭四迷の一生」
...天下の最高学府の出身者が春廼舎朧という粋(いき)な雅号で戯作の真似(まね)をするというは弁護士の娘が女優になったり...
内田魯庵 「二葉亭四迷の一生」
...ドストエフスキー等に飽満した二葉亭が『書生気質』の著者たる当時の春廼舎に教えられる事が余り多くなかったのは明(あきら)かに想像し得られる...
内田魯庵 「二葉亭四迷の一生」
...二葉亭の名が漸(ようや)く知られて来てからもやはり春廼舎の影武者であるかのように思われていた...
内田魯庵 「二葉亭四迷の一生」
...彼岸の風を満帆に姙ませつつこの新らしい潮流に進水した春廼舎の『書生気質』はあたかも鬼ガ島の宝物を満載して帰る桃太郎の舟のように歓迎された...
内田魯庵 「四十年前」
...曾我廼家(そがのや)五郎とか...
太宰治 「女の決闘」
...川口三郎案の曽我廼家種のもの...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...曽我廼家五郎が胆石で南胃腸病院に入院し...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...同じ宿の離れに来てゐる曽我廼家五一郎から電話...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...曽我廼家五郎・泉虎・大磯に十吾・石川薫・エンタツ・アチャコ・五郎・雪江とメンバーはいゝが...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...生駒と共に永田町の曽我廼家五郎邸...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...節廻しに些か哀調のあつた音曲師の文廼家(ふみのや)かしくが北海道登別(のぼりべつ)温泉の結構雄大に瞠目して...
正岡容 「落語家温泉録」
......
正岡子規 「墨汁一滴」
...たまたま狂歌を作るときは何廼屋(なにのや)と署した...
森鴎外 「細木香以」
...当時流行の幇間松廼家花山(まつのやかざん)を呼んだ...
森鴎外 「細木香以」
...荻江節を松廼家節(まつのやぶし)とよび変えて...
吉川英治 「松のや露八」
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