...軈(やが)て父は廻状の様なものを書いて...
石川啄木 「刑余の叔父」
...小林宛に廻状を送り...
大鹿卓 「渡良瀬川」
...五日前役所で忘年会の廻状がまわった...
寺田寅彦 「枯菊の影」
...廻状の但し書が妙に可笑(おか)しかったからつい出掛ける気になって出席した...
寺田寅彦 「枯菊の影」
...廻状(かいじょう)で用心していたっけ...
中里介山 「大菩薩峠」
...「御廻状写(うつし)の事」というものがある...
中里介山 「大菩薩峠」
...近接五県に急廻状をまわし...
久生十蘭 「魔都」
...節季々々その時々に廻状が出て諸方の貸元衆や旦那衆お出向きの上...
三好十郎 「斬られの仙太」
...節季節季その時々に廻状が出て諸方の貸元衆や旦那衆御出向きの上...
三好十郎 「天狗外伝 斬られの仙太」
...廻状をまわして近村の住民を招いてこの話をして聞かせた...
柳田国男 「雪国の春」
...廻状(かいじょう)がきても...
吉川英治 「脚」
...これから夜明けにかけて、廻状をまわし、何とか父も説き伏せてみる...
吉川英治 「鬼」
...廻状して“――天皇...
吉川英治 「私本太平記」
...彼の手に一通の廻状(かいじょう)を握らせ...
吉川英治 「新書太閤記」
...この廻状に接したとき...
吉川英治 「新書太閤記」
...彼の廻状(かいじょう)が届く前に...
吉川英治 「新書太閤記」
...一切』『大儀だった』明日(あした)の集合の廻状をまわして来たのである...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
...廻状(かいじょう)が来ている」小倉庵は...
吉川英治 「松のや露八」
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