例文・使い方一覧でみる「建て増し」の意味
スポンサーリンク...一八九六年にはモンドが「デビー―ファラデー実験室」というのを南に建て増しをした... 
愛知敬一 「ファラデーの伝」
...各々二階を建て増して間貸をしてそれを暮しの足しにして行くのである...
高浜虚子 「発行所の庭木」
...ほんの十分間だけじゃが」三 信心深い女たち外囲いの塀に建て増しをした木造の回廊の下には...
ドストエーフスキイ 中山省三郎訳 「カラマゾフの兄弟」
...それにバラックの建て増しをして...
豊島与志雄 「崖下の池」
...建て増しを始めて...
豊島与志雄 「霊感」
...料理場は後（あと）から建て増したものらしく...
永井荷風 「つゆのあとさき」
...これは近頃になって建て増した西洋作りで...
夏目漱石 「それから」
...後から後から付け足し建て増し...
久生十蘭 「三界万霊塔」
...この側翼はもちろんあとから建て増したものですが...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「トリスタン」
...僅かばかりの建て増しの金なんですから...
三好十郎 「好日」
...新しい倉庫の建て増しまでおさせになって...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...ぎんが退くころは工場の建て増しをしている最中だった...
矢田津世子 「鴻ノ巣女房」
...それなのに番所を建て増したり...
山本周五郎 「おばな沢」
...「場所が狭ければ建て増しをします...
山本周五郎 「ちいさこべ」
...うちの建て増しをした...
山本周五郎 「ちいさこべ」
...二階造りの座敷を建て増した...
山本周五郎 「山彦乙女」
...司院官衙（かんが）を建て増して...
吉川英治 「三国志」
...いくらでも兵舎や厩（うまや）の建て増しはきく...
吉川英治 「私本太平記」
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