...余り延々(のび/\)にしておくと...
薄田泣菫 「茶話」
...延々後をつけ回して機会をうかがえばいいのです...
アーサー・コナン・ドイル Arthur Conan Doyle 大久保ゆう訳 「緋のエチュード」
...祝言も延々になつてゐる...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...祝言も延々になつて居るときゝましたが――」「左樣でございます」「本多右馬之丞樣とは前からの御近付きで――」「いえ...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...明治の中期に水道が敷設されると同時にこの伏樋は廃棄され、少数の土木学者を除くほか、今ではそんなものがあることさえ知っているものはないが、廃棄された大伏樋はそのまま地下の暗道となり、延々十数里、さながら蜘蛛の巣のように東京の地下を這い廻っている...
久生十蘭 「魔都」
...三時近くに丸の内迄送られ、日比谷映画へ入り「巴里の評判女」“RAGE OF PARIS”を見る、延々と長く、つまらない、愚劇である...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...延々(のび/\)になつて叶はないでゐた...
ブロンテイ 十一谷義三郎訳 「ジエィン・エア」
...延々とせせらぐ――そう灰色の森――そばの湿地ここでは蛙と蜥蜴が野生していて――そう陰欝な湖沼には食屍鬼が潜んでいる――そう不浄きわまる各地――そのそれぞれ陰り翳る隅では――旅する者は驚懼とともに包み隠されていた過去の記憶に相見(あいまみ)える――屍衣まとう姿形が急に出(いで)ては息を吐き旅する者のそばを通り過ぎてゆく――もう久しい友たちさえ白の衣苦しみつつ土に――天に帰ったはずなのに...
エドガー・A・ポオ Edger A. Poe 「ポオ異界詩集」
...あえぐような日々が延々と続いた...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「死の川」
...議会はどうでもいいような質問を延々と議論していた...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「死の川」
...ブリッジゲームを延々と始めたりしたときだった...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「鉄面皮」
...しかもその話が延々としてつづき終ることがない場合...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...樹木のない乳褐色の山々が延々と暁の両岸に連っているきりだ...
横光利一 「欧洲紀行」
...延々と巴里に向って流れている...
横光利一 「欧洲紀行」
...延々(のびのび)のまま...
吉川英治 「新書太閤記」
...毎日延々(えんえん)と心にもなくつづいたようなわけだった...
吉川英治 「新・水滸伝」
...延々(のびのび)になればなる程...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
...延々(のびのび)になっていた...
吉川英治 「源頼朝」
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