例文・使い方一覧でみる「廣」の意味
スポンサーリンク...然し此の切符は廣小路の乘換に切つてありますから... 
石川啄木 「我が最近の興味」
...「あれが中央散策地の銅像だ」と云ふ黒影が二つ三つ立つてゐる廣い横通りを...
岩野泡鳴 「泡鳴五部作」
...遺跡（ゐせき）は廣（ひろ）いが...
江見水蔭 「探檢實記 地中の秘密」
...廣い經驗も持つて居ります...
スティーヴンスン 佐藤緑葉訳 「若い僧侶の話」
...自分（じぶん）の寐臺（ねだい）の上（うへ）に洗（あら）ひ浚（ざら）ひ廣（ひろ）げて...
アントン・チエホフ Anton Chekhov 瀬沼夏葉訳 「六號室」
...この二つの達摩は高知丈けでなく廣く世上に賣出された...
土井八枝 「隨筆 藪柑子」
...永い時間と地球いつぱいの廣さで...
徳永直 「光をかかぐる人々」
...文史類を廣義の文學評論の意義に用ひてゐる...
内藤湖南 「章學誠の史學」
...湯島から本郷一帶に妙な噂が廣がりました...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...やゝ暫らく經つて、母屋の廣間に、家中の皆んなを集めた平次は美代吉を八五郎に護らせて、斯う言ふのでした...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...炬燵の上に廣蓋が乘つてゐて...
林芙美子 「雨」
...切（せ）めて廣小路（ひろこうぢ）までは行（い）つてお呉（く）れと優（やさ）しい聲（こゑ）にすかす樣（やう）にいへば...
樋口一葉 「十三夜」
...廣間で柱時計が打つた...
ブロンテイ 十一谷義三郎訳 「ジエィン・エア」
...畫でも描いたら少しは了見が廣くなるだらうと隱岐は思ひもしたのであるが...
牧野信一 「痴日」
...若しも一の作品に覘ひどころといふものがあれば――内容といふ廣い意味の言葉を用ゐるよりも...
水上瀧太郎 「貝殼追放」
...父親と連れ立つて彼女はこの廣場を横切つて來たのであつた...
ピエル・ロチ Pierre Loti 吉江喬松訳 「氷島の漁夫」
...そして水夫等の廣漠たる墓場は間近にあつて...
ピエル・ロチ Pierre Loti 吉江喬松訳 「氷島の漁夫」
...この宿屋もこの前の紀行には『これも廣重の繪などに見るべき造りの家である』と書いてある通り...
若山牧水 「梅雨紀行」
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