...相手の話を半分もきかぬうちに怒りだす点など先生そっくりだということですね」津田仙といえば当時農学者というより廉直な志士として許されていた...
大鹿卓 「渡良瀬川」
...将軍は血も涙もある廉直な高士だ...
大鹿卓 「渡良瀬川」
...廉直な古在由直とともに被害地の土壌分析に当り...
大鹿卓 「渡良瀬川」
...高直なる驕奢品は廉直なる驕奢品ののちにおいてするはこれ経済的自然の順序なり...
徳富蘇峰 「将来の日本」
...貞淑ぶるなかれ、小心たるなかれ、廉直なるなかれ...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...五 悲惨の隣の親切なる貧困マリユスはその廉直な老人を好んだ...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...彼女のような廉直なひとに...
宮本百合子 「寒の梅」
...斉王は廉直な臣をもって倖(しあわ)せであると感心させたとかいう...
吉川英治 「上杉謙信」
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