...大廈(たいか)空(くう)に聳(そび)えて高く...
内村鑑三 「基督信徒のなぐさめ」
...帝都の中央に大審院や司法省の大廈(たいか)高楼が巍然(ぎぜん)として立っているのを見...
丘浅次郎 「理想的団体生活」
...立派な大廈高樓はどうも氣樂さうに思はれない...
寺田寅彦 「寫生紀行」
...第一次的根本の考えは馬車に乗り大廈(たいか)に住(すま)いすることが理想なのである...
新渡戸稲造 「自警録」
......
樋口一葉 「さをのしづく」
...きらびやかさといつたら! 両側には四階建の大廈高楼がによきによきと聳え立ち...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogoli 平井肇訳 「ディカーニカ近郷夜話 後篇」
...大廈(たいか)高楼の盛宴に山海の珍味を列(つら)ね...
福沢諭吉 「日本男子論」
...僕の懇意な旅館は全山一の大廈高楼で...
牧野信一 「自烈亭」
...――――――――――――一抱えに余る柱を立て並べて造った大廈(おおいえ)の奥深い広間に一間四方の炉を切らせて...
森鴎外 「山椒大夫」
...始めて白人が是を廈門(アモイ)の駐屯軍(ちゅうとんぐん)へ持ってきたときには...
柳田国男 「木綿以前の事」
...大廈(たいか)の崩れるように四方から押し寄せた数万の群衆は...
横光利一 「上海」
...大廈高楼(たいかこうろう)でも...
吉川英治 「三国志」
...――天地反覆(ハンプク)火(ひ)(ソ)セント欲ス大廈(タイカ)崩(クズ)レントシ一木扶(タス)ケガタシ四海ニ賢(ケン)アリ明主ニ投ゼントス聖主ハ賢(ケン)ヲ捜(サグ)ルモ却ッテ吾ヲ知ラズ「……はてな?」玄徳は何か自分の身を歌われているような気がした...
吉川英治 「三国志」
...関門の大廈(たいか)が...
吉川英治 「三国志」
...洛陽の全殿大廈(たいか)も震(ふる)い崩るるような鳴動を時々耳に聞くのだという...
吉川英治 「三国志」
...廈門(アモイ)船や西班牙(スペイン)船から長崎沖で密買した火薬を...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...大廈高楼(たいかこうろう)に豪杯を挙げている無数の成り上がり者をながめて――一体...
吉川英治 「旗岡巡査」
...大廈(たいか)の覆(くつがえ)るとはこのことか」影法師の一かたまりが囁(ささや)いていると...
吉川英治 「宮本武蔵」
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