...廃虚と化した建物が多く残っている...
...その廃虚は危険で立ち入り禁止になっている...
...戦争の跡が廃虚となった町を歩いている...
...廃虚になった工場跡地を再開発する計画がある...
...廃虚になった修道院がホラー映画のロケ地に使われた...
...うまく修復され蔦(つた)にからまれてる眼前の廃虚について...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...荒涼たる廃虚にはじめて贈られた美しきもの...
永井隆 「ロザリオの鎖」
...荒涼たる廃虚を小さい兄に手を引かれてゆく姿を見ていたら...
永井隆 「ロザリオの鎖」
...夏陽は稲佐山に落ちようとして赤光が廃虚を照らす厳粛なひととき...
永井隆 「ロザリオの鎖」
...灰と瓦と石垣のみの廃虚...
永井隆 「ロザリオの鎖」
...私はひとり浦上の廃虚に寝て朝な夕な友のめい福を祈っていた...
永井隆 「ロザリオの鎖」
...廃虚の仮住居は子供を教育するには...
永井隆 「ロザリオの鎖」
...廃虚となった病棟...
永井隆 「ロザリオの鎖」
...お互い文化人ですからなあ」「そうだったねえ」「この廃虚に全く新しい文化を造り出すのが私ら文化指導者の義務でした」秋月君はみずから責めるもののごとく沈黙した...
永井隆 「ロザリオの鎖」
...夏の野に幻の破片きらめけり短夜を※れし山河叫び合ふ炎の樹雷雨の空に舞ひ上る日の暑さ死臭に満てる百日紅重傷者来て飲む清水生温く梯子にゐる屍もあり雲の峰水をのみ死にゆく少女蝉の声人の肩に爪立てて死す夏の月魂呆けて川にかがめり月見草廃虚すぎて蜻蛉の群を眺めやる...
原民喜 「原子爆弾 即興ニスギズ」
...十二月十二日 原民喜原子爆弾 即興ニスギズ夏の野に幻の破片きらめけり短夜を※れし山河叫び合ふ炎の樹雷雨の空に舞ひ上る日の暑さ死臭に満てる百日紅重傷者来て飲む清水生温く梯子にゐる屍もあり雲の峰水をのみ死にゆく少女蝉の声人の肩に爪立てて死す夏の月魂呆けて川にかがめり月見草廃虚すぎて蜻蛉の群を眺めやる●昭和二十年十二月二十八日 八幡村より 松戸市 永井善次郎宛拝復 十七日日附の端書拝見...
原民喜 「書簡」
...それほど廣島はすでに廃虚の姿から更生されている...
原民喜 「より美しく―より和やかに」
...休日の街ときたらまるで紙クズだらけが寒々している廃虚の観だ...
吉川英治 「文化の日」
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