...環境の破壊が進むと地球上の生物が「廃滅」してしまう...
...戦争や災害によって、人々の生活が「廃滅」してしまうことがある...
...この種の動物は森林伐採の影響で「廃滅」危機に瀕している...
...財政危機に陥り、一部の公共施設が「廃滅」の危機にある...
...新しい技術の発展によって、既存のビジネスモデルが「廃滅」することがある...
...封建はすでに大政維新と共に廃滅したのであるから...
大隈重信 「勢力の中心を議会に移すべし」
...ニュートンの力学が廃滅に帰するという訳ではあるまい...
寺田寅彦 「方則について」
...式典用の自分の公(おおやけ)の曲が廃滅できずにそのまま残ってるのを...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...もう何となく廃滅の気味を帯びさせる上に...
永井荷風 「妾宅」
...既に全く廃滅に帰せんとしている昔の名所の名残ほど自分の情緒に対して一致調和を示すものはない...
永井荷風 「すみだ川」
...過去の廃滅した時代に属していることを自ら知っているが故(ゆえ)である………...
永井荷風 「枇杷の花」
...この言語が廃滅して其意を失ふ時...
永井壮吉 「冬日の窓」
...其の後は全く廃滅に帰してしまつた...
永井荷風 「虫干」
...ようやく粗末から廃滅になってはたまらない...
中里介山 「大菩薩峠」
...その後はまったく廃滅に帰してしまったとの事だ...
中村清太郎 「ある偃松の独白」
...これを解きて主家の廃滅(はいめつ)したるその廃滅の因縁(いんねん)が...
福沢諭吉 「瘠我慢の説」
...かつての寺だったそのおおかたが既に廃滅してわずかに残っているきりの二三の古い堂塔をとりかこみながら――というよりも...
堀辰雄 「大和路・信濃路」
...その廃滅を、切に哀惜して止まない所以である...
正岡容 「寄席風流」
...今では次第に廃滅して新しく奉納する者もなく...
三上義夫 「芸術と数学及び科学」
...私が実見した算額でもあるいは数年内に廃滅したり...
三上義夫 「芸術と数学及び科学」
...汚濁させ廃滅させているのだ...
山本周五郎 「青べか物語」
...廃滅しかかっている部落といった感じで...
山本周五郎 「青べか物語」
...或(ある)人は一年後に濠洲の真珠業が廃滅するに際し日本へ帰る該(がい)地の人夫一万人を此(この)地で喰ひ止める事が出来ると云つて楽観して居る...
與謝野寛、與謝野晶子 「巴里より」
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