...ゆとりのある生活を送るためには、廃帝のように贅沢はできない...
...彼は自分が廃帝のようになっていくのを感じている...
...かつての廃帝が今も尊敬を受けている...
...廃帝のころから、この土地はますます荒れてしまった...
...廃帝の歴史は多くの教訓を提供してくれる...
...かういふ元首連に比べて、最も有福(いうふく)だつたのは、露西亜の廃帝で、廃帝は莫大な私有財産を有(も)つてゐたのみならず、皇室費もまた殆(ほとん)ど無類で、年額八・一七九・〇〇〇弗といふ高に上(のぼ)つてゐたのを思ふと、今の貧しい、不自由な生活が気の毒でならない...
薄田泣菫 「茶話」
...古くは、ドイツ廃帝...
太宰治 「懶惰の歌留多」
...廃帝ニコライが聞いたであろう寺院の鐘をきいた...
谷譲次 「踊る地平線」
...廃帝故事を調査したといわれた塙(はなわ)次郎の暗殺...
服部之総 「新撰組」
...廃帝の部屋へ集って低い声で讃美歌やケルビンの歌を合唱することだけがただひとつの慰安になった...
久生十蘭 「淪落の皇女の覚書」
...ウラル・コムミュニストの旗色が悪くなっていつ廃帝を奪還されるか知れぬ危険を感じるようになった...
久生十蘭 「淪落の皇女の覚書」
...コルビンスキーがまず寝室へ入って廃帝を揺り起した...
久生十蘭 「淪落の皇女の覚書」
...外れ弾丸がくると危いから地下室へ降りていてくれ」廃帝はコルビンスキーに礼をいい...
久生十蘭 「淪落の皇女の覚書」
...廃帝は左の胸郭のまんなかを射ちぬかれ...
久生十蘭 「淪落の皇女の覚書」
...廃帝を議したなどゝ云つたり...
森鴎外 「津下四郎左衛門」
...……ニコラス廃帝が...
夢野久作 「死後の恋」
...真に廃帝の皇子で...
夢野久作 「死後の恋」
...もしニコラス廃帝に...
夢野久作 「死後の恋」
...陰謀とは何か」「廃帝の議をひそかに計るのが陰謀でなくてなんだ」袁紹も負けずに呶鳴った...
吉川英治 「三国志」
...春園走獣(しゅんえんそうじゅう)一まだ若い廃帝は...
吉川英治 「三国志」
...廃帝の弘農王が、こんな詩を作って歌っていました」と、密告した...
吉川英治 「三国志」
...何太后も廃帝も、おまえの処分にまかせる...
吉川英治 「三国志」
...すでに廃帝たる院の院宣などは反古(ほご)にひとしい...
吉川英治 「私本太平記」
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