...荒廃はしていても...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
...失敗したからとて断じて事を廃する様な意気地のない振舞(ふるまい)をしたことはない...
大隈重信 「青年の元気で奮闘する我輩の一日」
...後醍醐(ごだいご)天皇の延元(えんげん)元年以来五十余年で廃絶(はいぜつ)したとなっているけれども...
谷崎潤一郎 「吉野葛」
...目にあまるので何かと云ふと廃嫡といふ言葉を口にするのだつたが...
田畑修一郎 「医師高間房一氏」
...話を廃娼運動から初めよう...
戸坂潤 「日本イデオロギー論」
...近年ロシヤに起っている職業的作家廃止論と文学突撃隊の試とは社会主義の社会における人間の生活は斯くあらねばならない...
豊島与志雄 「現代小説展望」
...それは腰の曲がったしわだらけな白髪の老廃兵で...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...わたくしはふと路傍の朽廃(きゅうはい)した小祠(しょうし)の前に一片の断碑を見た...
永井荷風 「放水路」
...その多くのものは間もなく廃たれ...
中原中也 「アンドレ・ジイド管見」
...鯉がと云おうとした小野さんはまた廃(や)めた...
夏目漱石 「虞美人草」
...死刑廃止論者はさぞ満足することだろう」と...
浜尾四郎 「殺人狂の話」
...森製作所でも監視当番制を廃止してしまつた...
原民喜 「壊滅の序曲」
...そういう荒廃の中で...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...学業共に廃してゐた...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...彼等はこれを知らずして只徒(いたず)らに天を仰いで空しく世道人心の頽廃を浩歎(こうたん)しているのであります...
夢野久作 「鼻の表現」
...文章語の廃絶はやがて国民性の廃絶であると...
与謝野晶子 「教育の民主主義化を要求す」
...その後数年経つてから「明星」廃刊のあとをうけて...
吉井勇 「老境なるかな」
...駅は坂路ですこぶる荒廃の姿を示している...
吉江喬松 「木曾御嶽の両面」
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