...廃藩置県の大変遷...
石川啄木 「刑余の叔父」
...廃頽(はいたい)やが何処(どこ)の隅にも見ることが出来ない...
相馬泰三 「新らしき祖先」
...ところどころに古い廃屋が...
太宰治 「みみずく通信」
...「行田文学」は四号で廃刊(はいかん)するという話があった...
田山花袋 「田舎教師」
...抱えの粒が少しそろったところで小菊に廃業させ...
徳田秋声 「縮図」
...また決して一朝一夕にてこれを廃棄すべきにあらず...
徳富蘇峰 「将来の日本」
...他の分類を廃し十巻の区別だけを保存して...
豊島与志雄 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...頽廃ほどの気慨さえない...
豊島与志雄 「囚われ人」
...ハーパース・フェヤリーの小舟に集まったアメリカの奴隷廃止党員(どれいはいしとういん)の耳に...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...いよいよ四年の七月に朝廷から廃藩置県という御沙汰があった...
内藤鳴雪 「鳴雪自叙伝」
...自分はわが目に映じたる荒廃の風景とわが心を傷(いた)むる感激の情とを把(と)ってここに何物かを創作せんと企てた...
永井荷風 「すみだ川」
...廃屋のかげになった闇の中にがさがさと...
永井荷風 「※[#「さんずい+(壥−土へん−厂)」、第3水準1-87-25]東綺譚」
...それで中等学校の外国語を全廃してしまえというような議論が出ている位である...
中谷宇吉郎 「長崎留学」
...今は殆んど廃(すた)りましたが...
野村胡堂 「新奇談クラブ」
...しかし真の学者は考証のために修養を廃するような事はしない...
森鴎外 「渋江抽斎」
...無鑑札の廃物ばかりを狙っている訳じゃない...
夢野久作 「超人鬚野博士」
...目まぐるしい変遷と興廃を意味する...
和辻哲郎 「日本精神史研究」
...この廃院において彼の真理王国建設の努力は始まるのである...
和辻哲郎 「日本精神史研究」
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