...廃刀令も出たりしたので...
上村松園 「あのころ」
...一握りだが大昔の唄やバラッドも廃れてはいない...
ジョージ・オーウェル George Orwell The Creative CAT 訳 「詩とマイクロホン」
...外国ではショウ・ウインドなど廃してかえって売上げを増している店があるということですが...
相馬愛蔵 「私の小売商道」
...今の俺は革命家を廃業している...
高見順 「いやな感じ」
...群馬埼玉の二県はかつて廃娼論(はいしょうろん)の盛んであった土地なので...
田山花袋 「田舎教師」
...総理の廃立に非ずして...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...一八四八年第二共和政府によって完全廃止とされた...
バルザック Honore de Balzac 中島英之訳 「ゴリオ爺さん」
...その荒廃のさまは空家(あきや)同然といってよい...
火野葦平 「花と龍」
...すぐ又松平誰かの何万坪かある廃園になって居た...
宮本百合子 「犬のはじまり」
...この悪法が撤廃され...
宮本百合子 「行為の価値」
...根本の大主意がそれほどに違うから僕は世人(せじん)にチビ飲流(のみりゅう)の食事法を廃して西洋風の食事法に改めん事を勧(すす)めたいね...
村井弦斎 「食道楽」
...嶺松寺が廃寺となつた後...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...わたくしは数(しば/″\)巻を抛つて読むことを廃めた...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...スフィンクス等胸なんと云うことはお廃(よし)なさい...
Johann Wolfgang von Goethe 森鴎外訳 「ファウスト」
...その廃墟すらも栄光に輝き壮大である...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...××踏切り附近の思い出深い廃家の前に来て...
夢野久作 「縊死体」
...あの廃屋に近付いたのです...
夢野久作 「少女地獄」
...部落など両側の戸(こ)ごとはまったく空箱に泥を塗って並べたような廃墟状態におかれているのだ...
吉川英治 「随筆 私本太平記」
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